細胞の遺伝子変異機能の制御による変異タンパク質の作製方法

開放特許情報番号
L2006000360
開放特許情報登録日
2006/1/20
最新更新日
2012/3/9

基本情報

出願番号 特願2004-298072
出願日 2004/10/12
出願人 国立大学法人 岡山大学
公開番号 特開2006-109711
公開日 2006/4/27
登録番号 特許第4487068号
特許権者 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 細胞の遺伝子変異機能の制御による変異タンパク質の作製方法
技術分野 食品・バイオ
機能 材料・素材の製造
適用製品 細胞の遺伝子変異機能の制御による変異タンパク質
目的 有用な変異タンパク質を産生するクローンを単離して、その有用な変異タンパク質を永続的に産生させるために、変異機能を司るAIDの発現を一時停止させた後、目的クローンの単離を可能とする細胞株を樹立する。
効果 ライブラリーの作製や、試験管内での変異誘発を経ることなく、1細胞内で、抗体その他のタンパク質の遺伝子を自発的に変異させ、同時に発現できるので、目的の変異を持つ遺伝子の単離までの手順が大幅に簡略化される。変異の進行を任意に停止、再開できるため、目的の変異を固定して安定な形で単離できる。また変異を再開させることにより、更に有用な変異へ導くことも可能である。今回作製したDT40細胞株は有用な機能をもつタンパク質の創製のための重要な基盤技術となる。
技術概要
細胞外刺激により外因性Creリコンビナーゼ遺伝子の発現が誘導され、発現されたCreリコンビナーゼにより外因性AID(activation induced cytidine deminase)遺伝子の向きを反転させることにより、AID発現を誘導し及び停止させることが可能な脊椎動物細胞である。@内因性のAID遺伝子が機能的に破壊されており、内因性AID遺伝子発現によるAIDタンパク質は産生されないこと、A互いに逆方向の2つのloxP配列で挟まれた外因性のAID遺伝子、および2つのloxP配列で挟まれた領域の上流側に存在する動物細胞で機能し得るプロモーターを有し、AID遺伝子がプロモーターに対して順方向に配置されている場合には、プロモーターによるAID遺伝子の発現が可能であり、AID遺伝子がプロモーターに対して逆方向に配置されている場合には、AID遺伝子の発現は停止すること、及びBCreリコンビナーゼ遺伝子が、細胞外刺激によりCreリコンビナーゼ活性化が可能な形で導入されており、Creリコンビナーゼ活性化により、外因性AID遺伝子を含む2つのloxP配列に挟まれた領域の方向が反転する特徴を有する細胞である。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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