出願番号 |
特願2005-293175 |
出願日 |
2005/10/6 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2007-103217 |
公開日 |
2007/4/19 |
登録番号 |
特許第5105392号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
電気化学リアクターチューブセル及びそれらから構成される電気化学反応システム |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
固体酸化物形燃料電池、クリーンエネルギー源、環境浄化装置、プロセス温度の低温化、電解質の薄膜化 |
目的 |
1000℃以下の低温でも調製可能なアノードチューブを提供すること、それにより、微細構造(粒子径が1ミクロン以下)を有する電極材料を担持したアノードチューブを提供することを可能とすること、また、これまで高温プロセスのために使用が困難であった材料を適応可能にすること、また、プロセスの低温化により電極材料の粒子径成長を抑制し、固態酸化物形燃料電池(SOFC)の運転サイクルに対する耐久性を向上させることの実現。 |
効果 |
作動温度を800℃以下、特に300〜600℃に低温化した電気化学リアクターを提供できる。電気化学リアクターの製造工程におけるプロセス温度を低温化することができ、それにより、安価な材料の使用と、製造コストの大幅な低減を実現できる。プロセス温度の低減により、アノードの粒子径をサブミクロン以下に抑えることができる。すなわち、プロセス温度の低減により、困難であった材料の組み合わせが可能となる。 |
技術概要
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この技術は、多孔質構造体の外側に電解質層(イオン伝導相)を持った構造物に、カソード(空気極)が積層されており、多孔質構造体部分にアノード(燃料極)材料が含浸担持されている電気化学リアクターセルとする。さらに、多孔質チューブ構造体の外側に緻密な電解質層(イオン伝導相)を持った構造物に、カソード(空気極)が積層されており、多孔質チューブ構造体部分にアノード(燃料極)材料が含浸担持され、そのアノード材料が3次元的に結合されている構成とすることができる。電解質層の厚みは、多孔質チューブの管径や、電解質層自体の比抵抗などを考慮して、定められる。電解質層は、緻密であり、厚さが1〜100ミクロンの範囲であることが好ましく、更に、電解質の電気抵抗を抑えるためにも50ミクロン以下であることが好ましい。この電解質は、多孔質構造体を表面に積層させているため、厚さの低減化が容易にできる。この多孔質構造体は、アノード材料を担持させることで電極としての機能を発現させ、使用するものであると共に、支持管としての機能も兼ね備えている。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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