出願番号 |
特願2005-286091 |
出願日 |
2005/9/30 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2007-093509 |
公開日 |
2007/4/12 |
登録番号 |
特許第4258667号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
熱物性測定方法及び装置 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造、検査・検出 |
適用製品 |
熱拡散率、比熱容量、熱伝導率、熱物性、温度応答、温度制御 |
目的 |
室温付近の測定においては試料の自然冷却が遅いため、一度試料を加熱するともとの状態まで温度を戻すのに長時間を要し、複数の温度における熱物性値を求めるには相当の長時間を要していたことに鑑みた、温度制御が簡易であり、且つ迅速に試料の温度を設定温度に制御でき、素早く且つ正確に測定することができる熱物性測定方法及び装置の提供。 |
効果 |
平板状のヒータに熱電モジュールを取り付けることにより、温度制御が簡易になり、かつ迅速に試料の温度を設定温度に制御することを可能にし、それによって、測定時間の飛躍的な短縮が実現される。 |
技術概要
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この技術では、熱物性測定方法は、熱電モジュール及び平板状ヒータを用いて試料を周期加熱し、ヒータと同一位置またはヒータから一定距離の位置に設置した温度センサにより試料の温度応答を求め、前記試料の温度応答によって試料の熱拡散率、比熱容量、熱伝導率の少なくともいずれかを求める。熱電モジュールの表面に平板状ヒータを設置して試料を周期加熱し、平板状ヒータの平均発熱量と等しい吸熱を熱電モジュールにより行わせ、試料の平均温度を一定に保つようにする。平板状ヒータを温度センサとして用いることにより装置の構成を簡素化し、試料の温度応答をより正確に測定することができる。平板状ヒータに角周波数ωの電流を流し、ヒータ両端間の交流電圧の3ω成分を用いてヒータの温度応答を高感度で検出することができる。試料裏面に温度センサを設置することにより試料の裏面で試料の温度応答を計測することができる。平板状ヒータと隣接した平面内に温度センサを設置することにより試料の沿面方向の温度応答を測定することができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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