出願番号 |
特願2005-269362 |
出願日 |
2005/9/16 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2007-075046 |
公開日 |
2007/3/29 |
登録番号 |
特許第4604185号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
耐熱性セルロース結合ドメイン |
技術分野 |
化学・薬品、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
耐熱性セルロース結合作用、バイオマス、セルラーゼ、洗濯洗剤 |
目的 |
知られているセルロース結合ドメインは非耐熱性のものであり、高温では失活し、かつ、室温から40℃程度の温度においても安定性に劣る欠点があり、より耐熱性に優れたセルロース結合ドメインが求められていることに鑑みた、耐熱生セルロース結合ドメインの提供。 |
効果 |
耐熱性のセルロース結合ドメインはキチン結合能も保持しており、高機能キチナーゼやセルラーゼの開発に利用可能なものである。キチナーゼやセルラーゼに代表される炭水化物分解酵素は基質結合ドメインが機能発現に必須であることから、このドメインを利用することで耐熱性の炭水化物分解酵素の開発に弾みがつくものと期待できる。 |
技術概要
 |
この技術は、超好熱菌Pyrococcus furiosus由来の耐熱性キチン結合ドメインをセルロース認識可能なドメインに変換する研究を行い、特定のアミノ酸残基を置換することにより、耐熱性のセルロース結合ドメインが得られることに基づく。配列番号3のThr↑(258)からIle↑(358)の101個のアミノ酸配列において、(1)Glu↑(279)及び/又はAsp↑(281)がGln、Asn、Ala、Ser、Thr、CysおよびMetからなる中性アミノ酸群から選ばれるアミノ酸に置換され、さらに必要に応じて(2)1又は数個もしくは複数個のアミノ酸が置換、付加、欠失又は挿入され、且つ、セルロース結合活性を有する、ポリペプチドとする。279位のグルタミン酸(Glu↑(279))がThr、Ala、AsnまたはGlnに置換され、281位のアスパラギン酸(Asp↑(281))がAsn,Ser、GlnまたはAlaに置換されているポリペプチドとすることができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|