酸化物材料の酸素同位体置換方法及び装置

開放特許情報番号
L2006000199
開放特許情報登録日
2006/1/27
最新更新日
2015/9/15

基本情報

出願番号 特願2005-268330
出願日 2005/9/15
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2007-076968
公開日 2007/3/29
登録番号 特許第4441631号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 酸化物材料の酸素同位体置換方法及び装置
技術分野 無機材料
機能 機械・部品の製造、材料・素材の製造
適用製品 銅系酸化物の超電導転移温度、チタン酸ストロンチウムの誘電特性、酸素同位体効果、酸化物材料の特性を変化させる、同位体酸素置換炉
目的 第1に同位体酸素ガスを高温状態の炉芯管を通る循環系に導入することにより、第2に高温加熱可能な材料で炉心管を形成することにより、飛躍的に効率的な酸化物材料の酸素同位体置換を可能にした酸素同位体置換方法及び装置を提供することの実現。
効果 飛躍的に効率的に酸化物材料の酸素同位体置換が可能となる。酸化物材料中の酸素の移動速度は、温度の上昇と共に飛躍的に上昇する。故に、酸化物材料が組成分解が起きない範囲での高温で酸素同位体置換処理を行うことにより、短時間で同位体置換処理を行うことが可能となる。このことにより酸素同位体置換試料の製造費用を大幅に軽減することが可能となる。
技術概要
この技術では、酸化物材料の酸素同位体置換方法は、同位体酸素容器から所定の圧力の同位体酸素ガスを高温状態の炉芯管を通る循環系に導入し、同位体酸素ガスの極微速制御を行いつつ循環させる。酸化物材料の組成により決まる特定の温度(臨界温度)以上に加熱することにより、材料内部の酸素が一定割合で移動するようになる。酸素雰囲気で酸化物材料を臨界温度以上に加熱することにより、酸化物材料表面と酸素ガス気相とは絶えず酸素原子を交換しつつ熱平衡状態にある。固体内部での酸素の移動速度および酸化物材料表面での酸素の交換速度は、臨界温度以上の加熱温度の増加と共に急激に高まる。故に、同位体酸素で充填された雰囲気中で酸化物材料を臨界温度以上に加熱することにより、同位体酸素を酸化物材料表面に取り込み、更に固体内部に拡散することができる。このことにより、酸化物材料の同位体置換を行うことが可能となる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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