出願番号 |
特願2005-249995 |
出願日 |
2005/8/30 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2007-060966 |
公開日 |
2007/3/15 |
登録番号 |
特許第4853898号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
DNA標準物質 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
DNA定量、標準物質、ウイルス疾患、腫瘍、疾病の診断、発症予測、遺伝子組み換え食品等に対する安全性確保、DNA定量技術 |
目的 |
DNAの定量値が正確で、各種DNA定量装置により得られた定量値を客観的な値に校正することが可能であって、このため、各DNA定量装置間の定量能力を比較、評価でき、あるいは異なるDNA定量装置で得られた定量値を、客観的に評価、比較可能にし得る新規な標準DNA試料の提供。 |
効果 |
GC含量が一定のオリゴヌクレオチドを組み合わせ、全体のDNAの塩基配列はもちろん、その一部の領域においてもGC含量は一定であるように設計しているので、配列中のGC含量のバラツキや高次構造の有無によりPCR増幅が影響されることがなく、また、天然のDNAの塩基配列とは異なる塩基配列を有するために、天然に存在する目的以外のDNAが校正実験の定量系に予期せず混入しても、それによりPCR増幅に与える影響は少なく、これらの点で、正確なDNA定量が可能となる。 |
技術概要 |
この技術では、DNAは、GC含量に偏りのない塩基配列を有し、かつ、非天然で高次構造をとらない塩基配列を有するものであり、これと相補の塩基配列を有するDNAとからなる2本鎖DNAは、DNA定量装置に使用する標準DNA試料として好適に使用できる。DNAはその長さに特に制限はなく、QPrimer法等、プローブを用いない定量PCR実験の標準DNA試料として使用する場合、最短で30bp程度の長さがあればよい。また、600bpの長さがあれば、現在使用されている全てのDNA定量装置において使用できる。より具体的なDNAの塩基配列は、配列表の配列番号1に示されるもの、およびその部分配列である。DNAは、一定の長さと一定のCG含量を有するDNAを複数組み合わせてデザインした多数のDNAから、データーベースに登録されている既存の塩基配列と相同性を有するものを除いたものである。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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