出願番号 |
特願2004-296420 |
出願日 |
2004/10/8 |
出願人 |
国立大学法人群馬大学 |
公開番号 |
特開2006-104409 |
公開日 |
2006/4/20 |
登録番号 |
特許第4257430号 |
特許権者 |
国立大学法人群馬大学 |
発明の名称 |
ポリアミド多孔質体の使用方法及びその製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
ポリアミド多孔質体 |
目的 |
連続多孔質体の上部に独立多孔で網状の膜を有する二層構造からなる、粉末化し易く再利用が可能であって環境にやさしいポリアミド多孔質体を、ポリアミドを無駄にすることなく、比較的短時間に製造することができる製造方法を提供する。また、種子の栽培、卵のふ化、微生物の培養、酵素の培養又は細菌の培養に利用可能なポリアミド多孔質体の使用方法を提供する。 |
効果 |
ポリアミド多孔質体は、水に浸漬すると、弾力性に富み、水の保持力を増す。またこの多孔質体は手で揉むことにより、或いは長期間放置することにより、容易に粉末状になるため、ポリアミドを再利用できるとともに環境にやさしい利点がある。 |
技術概要
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ポリアミドの独立多孔の網状組織からなる第1多孔質体11とポリアミドの連続多孔のスピノーダル分解模様型相分離組織からなる第2多孔質体12とが一体的に形成されたポリアミド多孔質体であって、第1多孔質体11が、孔径1μm以上1mm以下の独立孔が80個/cm↑2以上1億個/cm↑2以下であるメッシュ数と、1μm以上0.2mm以下の厚さを有し、第2多孔質体12が、50%以上95%以下の気孔率と0.5mm以上5mm以下の厚さを有する。塩化カルシウムのアルコール溶液にポリアミドを溶解して原液を調製し、原液と塩化ナトリウム又は硫酸ナトリウムを容器中で混合した混合液を容器ごと0〜40℃、60〜100%の相対湿度下静置する。その後液表面の上から水を添加して独立多孔の網状組織からなるポリアミドの第1多孔質体11を形成し、更に水を第1多孔質体を透過させることにより、第1多孔質体下方において水溶性粒子の溶解を伴いながらの相分離を生起させて第1多孔質体に続いて連続多孔のスピノーダル分解模様型相分離組織からなるポリアミドの第2多孔質体12を形成し、ポリアミド多孔質体10を得る。ポリアミドは、ポリカプロラクタム等である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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