出願番号 |
特願2007-502600 |
出願日 |
2006/2/7 |
出願人 |
国立大学法人京都大学 |
公開番号 |
WO2006/085515 |
公開日 |
2006/8/17 |
登録番号 |
特許第4565197号 |
特許権者 |
国立大学法人京都大学 |
発明の名称 |
反射率制御光学素子及び超薄膜光吸収増強素子 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
波長に応じて光の反射率や吸収率を変化させることができる光学素子、デジタル情報、情報量、記録密度 |
目的 |
金を用いたアイランド膜では、レーザ光を照射してアイランド膜を形成する粒子を凝集粒状化させた場合、粒状化した粒子が可視領域に強いプラズモン吸収を持つため、光の吸収率が低下する波長が限定されるのみならず、波長によっては吸収が増加してしまうという問題、また、金によって構成されるアイランド膜は、酸化に対しては高い安定性を備えているものの、光の吸収特性は時間経過とともに変化してしまうことが多く、光学素子として用いるうえでの安定性に欠けるという問題の改善。 |
効果 |
反射率制御光学素子は、反射率が波長に応じて変化するため、反射率の変化によってデジタル情報を記録または再生する光記録媒体の信頼性を格段に向上させることができる。そして、透明膜及び超薄膜の材料やその厚みなどを適切に設定することにより、反射率が極大となる波長及び極小となる波長を自由制御することが可能であるため、広い分野にわたり応用することができる。 |
技術概要
 |
この技術では、反射率制御光学素子は、波長に応じて光の反射率が変化する反射率制御光学素子であって、高反射率を有する材料から成る基板と、基板表面に形成される光透過性を有する材料から成る透明膜と、透明膜表面に形成される所定の光吸収性を有する材料から成る超薄膜と、を含んで成る反射率制御光学素子において、超薄膜が、平均粒径が10nm以下である金属ナノ粒子が近接している状態または接触している状態にある金属薄膜であり、金属が白金属元素単体、白金属元素同士の合金、白金属元素及びニッケルの合金のうちのいずれかから成る。金属薄膜の構成により、パルスレーザ照射によって超薄膜の実質的な存在の有無を精密に制御することが可能となり、反射率制御光学素子を光記録媒体として利用する際等にはその高い分解能を利用して高密度記録を実現することが可能となる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|