出願番号 |
特願2006-510358 |
出願日 |
2004/2/27 |
出願人 |
国立大学法人山梨大学 |
公開番号 |
WO2005/083415 |
公開日 |
2005/9/9 |
登録番号 |
特許第4069169号 |
特許権者 |
国立大学法人山梨大学 |
発明の名称 |
クラスタイオン衝撃によるイオン化方法および装置 |
技術分野 |
電気・電子、その他 |
機能 |
機械・部品の製造、検査・検出 |
適用製品 |
クラスタイオン衝撃によるイオン化方法および装置 |
目的 |
MCI(Massive Cluster Impact)法の欠点を解消し、数万を超えるタンパク質分子の脱離も可能であるとともに、正、負イオン分子同士の再結合を抑制し、高感度の質量分析が可能となるイオン化方法及び装置を提供する。 |
効果 |
巨大サイズのクラスタイオンによって試料を衝撃しているので、衝突時にターゲット分子の電子、振動励起が起こらず、運動エネルギーのみが選択的に励起される。よって、タンパク質のような数万を超える分子量の分子であっても損傷を受けることなくイオン化される。タンパク質を含む生体分子の質量分析が可能となる。 |
技術概要
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質量分析装置10のイオン導入口の外側に設け、イオン導入口を通して質量分析装置10の内部と連通し、内部に加速電極42と試料台43が配置された真空加速室41を有する加速装置及び真空加速室41の液滴導入口を通して連通する帯電液滴生成室31を備え、帯電液滴生成室31で、揮発性の液体の帯電液滴を、気化を抑制するように冷却した状態で生成する帯電液滴生成装置30を備え、生成した帯電液滴が帯電液滴生成室31から真空加速室41に導かれ、高電圧が印加された加速電極で加速されて試料台43の試料に衝突し、脱離、イオン化された試料のイオンがイオン導入口を通して質量分析装置10に導入されるようにしたクラスタイオン衝撃によるイオン化装置である。帯電液滴生成室31において、コールドエレクトロスプレー32によりミクロンオーダーの水/メタノール混合巨大クラスターイオン等を生成し、これを真空加速室41で10KV程度の高電圧電場により加速して、冷却された試料基板上に塗布した生体試料薄膜を衝撃し、生体高分子のイオン化を達成する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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