出願番号 |
特願2007-521383 |
出願日 |
2006/6/16 |
出願人 |
国立大学法人山梨大学 |
公開番号 |
WO2006/135108 |
公開日 |
2006/12/21 |
登録番号 |
特許第5070548号 |
特許権者 |
国立大学法人山梨大学 |
発明の名称 |
燃料電池用金属セパレータ及び製造方法 |
技術分野 |
電気・電子、金属材料、機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造、その他 |
適用製品 |
燃料電池 |
目的 |
応力腐食割れ感受性が少なく、耐食性に優れ、反応効率を良好に維持する燃料電池用金属セパレータ及びその製造方法、並びに燃料電池の提供を目的とする。 |
効果 |
この発明の方法によれば、応力腐食割れ感受性が少なく耐食性に優れた燃料電池用金属セパレータを得ることができ、反応効率を良好に維持することができる。 |
技術概要
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金属セパレータ基板は、溝が形成されていない金属平板を用いる。 この金属平板の表面に、熱圧着法により緻密なポリマー薄膜状の被覆層で被覆し、更に被覆層上に流路形成部材を別途配置して流路を形成する構成とする。 基板に金属平板を用いることにより、緻密なポリマー薄膜状の被覆層をホットプレス等の熱圧着法で形成することができるため、導電性を維持しつつ耐食性を大幅に向上させることができる。 また、金属平板とは別部材の流路形成部材を被覆層上に配置したので、金属歪を生じさせる強いプレス加工を必要とせずに、流路を形成することができる。 このように、応力腐食割れの要因を除去又は低減することにより、応力腐食割れ感受性を大幅に低減でき、金属セパレータが長時間使用可能となる。 なお、流路形成部材は最後に被覆層上に形成するため、流路形成部材の配置、物性を任意に変えることができる。 このため、流路形成部材又は部位ごとに気孔率や撥水性などを調整して、流路を設計することができ、生成水・凝縮水等で燃料又は酸化剤の流路が閉塞されることがなく、燃料又は酸化剤の流動分布を均一化し、反応効率(発電効率)を向上することができる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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