出願番号 |
特願2005-151172 |
出願日 |
2005/5/24 |
出願人 |
国立大学法人山梨大学 |
公開番号 |
特開2006-329710 |
公開日 |
2006/12/7 |
登録番号 |
特許第4734628号 |
特許権者 |
国立大学法人山梨大学 |
発明の名称 |
衝突誘起によるイオン化方法および装置 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
衝突誘起によるイオン化装置 |
目的 |
数万を超えるタンパク質分子の脱離も可能であるとともに、正、負イオン分子同士の再結合を抑制し、高感度の質量分析が可能となるイオン化方法および装置を提供する。 |
効果 |
試料を含むクラスタイオンをターゲット(基板)に衝突させているので、衝突時に試料中の分子の運動エネルギーのみが選択的に励起される。このようにして、試料はソフトに衝撃を受けるので、数万を超える分子量の分子であっても損傷を受けずにイオン化される。 |
技術概要
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図1に示如く、帯電液滴生成室31内において、エレクトロスプレー(ナノエレクトロスプレーを含む)32により、試料を混合したミクロン〜サブミクロンオーダの水/メタノール混合巨大クラスタ−(酢酸又はアンモニア等を添加)イオン(沸点直前又はドライアイス−アセトン温度付近)等を生成し、これを真空加速室41内で10KV程度の高電圧電場により加速して、ターゲット(基板)43に衝突させ、生体高分子をイオン化する。試料が混合した帯電液滴を、その気化を促進または抑制するように加熱または冷却した状態で生成する。試料が混合した帯電液滴をアシストガスにより噴霧する。質量分析装置10のイオン導入口の部分には孔11aが開いたスキマー11を取付けている。孔11a(イオン導入口)により方向の揃ったイオンを質量分析装置へと導く。質量分析装置10の内部は排気装置(図示略)により高真空に保たれている。イオン化装置20は帯電液滴生成室(イオン源室、好ましくは温調(冷却又は加熱)されたエレクトロスプレーチャンバー)31を備えた帯電液滴生成装置30と、帯電液滴生成室31と一直線状に連なる真空加速室41を備えた加速装置40とから構成されている。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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