出願番号 |
特願2005-034200 |
出願日 |
2005/2/10 |
出願人 |
国立大学法人山梨大学 |
公開番号 |
特開2006-220538 |
公開日 |
2006/8/24 |
登録番号 |
特許第4560623号 |
特許権者 |
国立大学法人山梨大学 |
発明の名称 |
電極触媒の活性評価方法およびこれに用いる試験電極 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造、検査・検出 |
適用製品 |
電極触媒の活性評価システムおよびこれに用いる試験電極 |
目的 |
活性金属を導電性微粒子に担持させた触媒粒子からなる触媒層を試験電極の表面に形成して、この触媒粒子の活性を評価する触媒活性の評価方法において、触媒粒子の凝集が無く、触媒粒子が一様に分散されかつその一次凝集体が多層に積層していない試験電極を調製する手段を提供し、これにより触媒活性のより正確な評価を可能にする。 |
効果 |
粒状触媒の分散液を基板上に塗布、乾燥して触媒層を形成した試験電極を用いて、触媒活性を評価する試験方法において、触媒活性評価の精度と信頼度を従来より大幅に高めることが可能となる。燃料電池用の白金担持炭素粒子触媒のみならず、粒状触媒の触媒層が形成された試験電極を用いて触媒活性の評価を行う評価試験の、ほとんど全ての場合に適用することができ、その試験方法も回転電極法に限らず、チャンネルフロー二重電極法その他のほとんど全ての試験方法に適用することができる。 |
技術概要
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高分散触媒分散液を基材表面に塗布、乾燥して触媒層を形成し、触媒層の表面にイオノマー溶液を塗布、乾燥し作成した試験電極により、高分散触媒の活性を評価する電極触媒の活性評価方法であり、触媒層は、触媒粒子又はその一次凝集体がほぼ単層に配列されたものである電極触媒の活性評価方法である。図1は、この方法で用いられる試験電極の断面構造を示す模式図である。この試験電極は、基材1の表面に触媒粒子の一次凝集体2が配列した触媒層3が形成され、さらにその表面をイオノマー層4で被覆してなるものである。回転電極法の場合、基材1にはグラッシーカーボンが用いられることが多い。固体高分子形燃料電池の触媒粒子としては、一般にはカーボンブラックの微粒子に白金を担持させたものが用いられる。この触媒粒子は、通常は5〜20個程度の粒子が凝集して、一次凝集体2が形成されている。この一次凝集体2は、これ以上触媒粒子を分散させることのできない最小の粒径単位ということができる。図2は試験電極の製造工程の例を示すフロー図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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