出願番号 |
特願2005-218519 |
出願日 |
2005/7/28 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2006-273839 |
公開日 |
2006/10/12 |
発明の名称 |
アディポネクチン産生増進剤 |
技術分野 |
生活・文化、化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
アディポネクチン産生増進剤 |
目的 |
フェルラ酸誘導体と同様に食用の植物や天然資源に含まれていて安全性が高く、構造的にはより単純で製造上有利であり、かつアディポネクチン産生増強作用の十分に強い新規な化合物を開発する。 |
効果 |
アディポネクチンは、インスリンが産生されているにもかかわらず血糖値が低下しないいわゆる生活習慣病の2型糖尿病を予防、治療する効果を有するが、これのみでなく動脈硬化につながる血管病変の抑制、肥満改善、抗炎症、単球系細胞の増殖抑制、肝繊維化抑制等、多くの重要な生理作用を有するものであり、この薬剤は、これらの疾患の予防又は治療のための薬剤として安全で極めて有用な薬剤である。 |
技術概要
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式(図1)で示される化合物を活性成分として含有する、動物脂肪細胞におけるアディポネクチン産生を増強もしくは促進する薬剤である。式中、R↓1とR↓2は水素原子(H)、水酸基又はアルコキシ基を表し、Xは炭素数1〜6である2価の脂肪族炭化水素基、又はカルボニル基(−CO−)を表し、Yはアミド基(−CO−NH−もしくは−NH−CO−)、エステル基(−CO−Oもしくは−O−CO−)、イミノ基(−NH−)、又は酸素原子(−O−)を表し、Zは炭素数1〜20の2価脂肪族炭化水素基又はカルボニル基(−CO−)を表し、Qは水素原子(H)、芳香族炭化水素基、又は複素環基を表し、これらの環は水酸基、アルコキシ基、又はアミノ基により置換されていてもよい。ただし、式においてR↓1がアルコキシ基であり、かつR↓2が水素原子であり、かつXがビニレン基(−CH=CH−)であり、かつYが−CO−NH−であるアミド基又は−CO−O−であるエステル基である場合を除く。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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