出願番号 |
特願2007-524578 |
出願日 |
2006/7/4 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
WO2007/007581 |
公開日 |
2007/1/18 |
登録番号 |
特許第5051770号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
リチウム二次電池用正極材料及びその製造方法、ならびにそれを用いたリチウム二次電池 |
技術分野 |
電気・電子、無機材料、その他 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造、その他 |
適用製品 |
二次電池、電源装置 |
目的 |
この発明は、安価に二次電池を製造する方法に関わるもので、リチウムマンガンチタン酸化物を用いたリチウム二次電池を提供する。 |
効果 |
この発明によれば、安価な材料を使用したリチウム二次電池において、既存のリチウムコバルト酸化物系正極材料と同等の高い動作電圧領域(約4V)において安定に充放電がさせることが出来ると共に、既存正極リチウムマンガン酸化物スピネルより大きい容量を有する、新規なリチウムマンガンチタン酸化物正極材料を得ることが出来る。またこの発明の二次電池は、高圧、高容量で、優れた放電サイクル特性を発揮できるもので、実用性の高いものである。 |
技術概要
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近年、携帯電話やノートパソコンに使用される二次電池として、リチウム二次電池の需要が増大しており、この電池の構成要素のうち、正極活物質として層状岩塩型リチウムコバルト酸化物(LiCoO↓2)が最も効果的な材料として注目されている、しかし、この化合物は、稀少金属であるコバルトを主成分としており、コスト的な問題が懸念されている。この発明のリチウム二次電池は、資源的な制約が少なくかつ安価であるマンガン酸化物原料を使用して、Li↓0↓.↓4↓4MnO↓2型のトンネル構造を有し、かつ、既存の実用正極材料と同等の動作電圧領域(約4V)において、高容量で安定に充放電させることが出来る。化学組成式として、Li↓xMn↓1↓―↓yTi↓yO↓2(0.5≦x≦1、0≦y<0.56)で表されるもので、結晶構造として斜方晶系に属し、リチウムが占有するトンネル構造を有するリチウム、マンガン、チタン、酸素から構成されるリチウム二次電池正極材料を使用した電池として構成されている。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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