技術概要 |
ZAPO−5は、ZnO源と、Al↓2O↓3源と、P↓2O↓5源と、トリエチルアミンとの混合物からなるドライゲルを、粉末状態において、水蒸気の存在下で90〜200℃の温度に保持して製造される。また、混合物中のトリエチルアミンに代わり、トリプロピルアミンを用いることによりZAPO−36を製造することが出来る。ZnO源は、有機酸亜鉛や無機酸亜鉛等が用いられる。Al↓2O↓3源は、硫酸アルミニウム、アルミン酸ナトリウム、アルミニウムイソプロポキシド、アルミナ等が用いられる。P↓2O↓5源は、オルトリン酸(リン酸)、メタリン酸、ピロリン酸等の各種のリン酸及びそれらの水溶性塩が挙げられる。構造規制有機物質(SDA)は、トリエチルアミンを用いるとZAPO−5を容易に得ることが出来る。ZAPO−36を容易に生成させるSDAは、トリプロピルアミンである。反応原料の組成モル比は、好ましくは、P↓2O↓5/Al↓2O↓3:0.8〜1.2、ZnO/Al↓2O↓3:0.1〜0.2、H↓2O/Al↓2O↓3:30〜50、R/Al↓2O↓3:1.0〜2.0である。Rは、トリエチルアミン又はトリプロピルアミンである。 |