出願番号 |
特願2005-517906 |
出願日 |
2004/12/9 |
出願人 |
国立大学法人岐阜大学 |
公開番号 |
WO2005/077961 |
公開日 |
2005/8/25 |
登録番号 |
特許第4538638号 |
特許権者 |
国立大学法人東海国立大学機構 |
発明の名称 |
セレノリン酸塩化物及びその製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
セレノホスフィン酸アミド、セレノリン酸アミド、セレノリン酸塩化物 |
目的 |
空気中で安定なセレノホスフィン酸アミド、セレノリン酸アミド、セレノリン酸塩化物及びそれらの製造方法を提供する。 |
効果 |
新規で、かつ空気中で安定なセレノホスフィン酸アミド、セレノリン酸アミド及びセレノリン酸塩化物及びそれらの製造方法を確立した。さらに、セレノホスフィン酸アミド及びセレノリン酸アミドが例えばハロゲン化銀写真感光材料の分光感度を高めるセレン増感剤として有用であり、セレノリン酸塩化物が例えばラセミ体から光学活性化合物を分離するためのキラル識別化剤として有用である。 |
技術概要
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式1に示すセレノホスフィン酸アミドの製造方法は、式2で示される構造を有するセレノホスフィン酸塩化物と、式3で示される構造を有するアミンのリチウム塩とを反応させる。式中、Phはフェニル基を示し、R↑1、R↑2はそれぞれアルキル基を示し、R↑3は水素原子又はアルキル基を示し、R↑2、R↑3から選ばれる少なくとも一方がキラルなアルキル基を示す。このセレノホスフィン酸アミドは空気中で安定であり、ハロゲン化銀写真感光材料の分光感度を高めるためのセレン増感剤、及び不斉合成反応等の各種反応における配位子や配位子供給源として有用である。セレノホスフィン酸アミドは、式1中のR↑2、R↑3から選ばれる少なくとも一方のキラルなアルキル基に起因して不斉中心を2個以上含有し、光学活性を発揮する。キラルなアルキル基は、1−フェニルエチル基、1−(1−ナフチル)エチル基又は1−シクロヘキシルエチル基が挙げられる。従って、セレノホスフィン酸アミドは、3価のリン(P)を有する光学活性化合物の原料としても有用である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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