AFI構造を有する新規アルカリ土類金属アルミノホスフェート及びその前駆体

開放特許情報番号
L2005009432
開放特許情報登録日
2005/9/30
最新更新日
2020/11/25

基本情報

出願番号 特願2003-347537
出願日 2003/10/6
出願人 国立大学法人岐阜大学
公開番号 特開2005-112656
公開日 2005/4/28
登録番号 特許第3837561号
特許権者 国立大学法人東海国立大学機構
発明の名称 AFI構造を有する新規アルカリ土類金属アルミノホスフェート及びその前駆体
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 AFI構造を有する新規アルカリ土類金属アルミノホスフェート及びその前駆体
目的 ストロンチウム(又はバリウム)を骨格に含有するAFI構造のアルカリ土類金属アルミノホスフェート及びその前駆体を提供する。
効果 アルカリ土類金属アルミノホスフェートであるAFI構造を有するストロンチウムアルミノホスフェート及びバリウムアルミノホスフェートの細孔径は、7.3×7.3Åであり、従来のアルカリ土類金属アルミノホスフェートと同様に各種の用途に用いられる。用途は、触媒や吸着剤等が包含される。特に芳香族炭化水素のアルキル化反応、n−パラフィンのイソパラフィンへの異性化、低級オレフィンへのクラッキング、及びその他多くの固体酸触媒反応を行う触媒として有利に用いられる。
技術概要
 
AFI構造を有することを特徴とするアルカリ土類金属アルミノホスフェート(MAPO−5と略記する。Mは、ストロンチウムまたはバリウムを表す。)は、(MO)↓a・Al↓2O↓3・(PO↓4)↓b の組成式で表せる。式中、Mはストロンチウム又はバリウムを示し、aは0.025〜0.1の数、bは0.6〜1.0の数を示す。MAPO−5(SrAPO−5及びBaAPO−5)は、ストロンチウム源又はバリウム源、アルミニウム源、リン源の混合物のドライゲルを、粉末状態において、構造誘導物質であるトリエチルアミン蒸気及び水蒸気の存在下で90〜200℃の温度に保持することにより合成できる。ストロンチウム源又はバリウム源は、それら金属の有機酸塩や無機酸塩等が用いられる。有機酸は、水溶性のストロンチウム塩又はバリウム塩を与えるものであればよく、各種のものが用いられる。ギ酸、酢酸、プロピオン酸等が包含される。なお、無機酸は、塩酸、硫酸、硝酸等である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 マグネシウムアルミノホスフェート等に期待できない固体塩基性が期待できるので、有機合成上重要なアルドール縮合、クライゼン−シュミット反応、マイケル反応などを円滑に行うことが行う塩基触媒反応を円滑に行うことが出来る。また、吸着に適用すると従来困難であった塩基性化合物に適用が可能となる等、広い範囲の応用が期待できる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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