環状DNAの増幅及び環状DNAへのランダム変異の導入を簡便かつ迅速に行う方法

開放特許情報番号
L2005008870
開放特許情報登録日
2005/9/9
最新更新日
2015/7/31

基本情報

出願番号 特願2004-045862
出願日 2004/2/23
出願人 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
公開番号 特開2005-229950
公開日 2005/9/2
登録番号 特許第4214230号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 環状DNAへのランダム変異導入方法
技術分野 食品・バイオ
機能 材料・素材の製造
適用製品 ローリングサークル型増幅(RCA)法を利用する環状DNAの増幅方法、環状DNAへのランダム変異導入方法
目的 ローリングサークル型増幅(RCA)法を利用して環状DNAを簡便かつ迅速に増幅する方法、及び環状DNAにランダム変異を導入する方法を提供する。
効果 本発明によれば、ローリングサークル型増幅(RCA)法を利用して簡便かつ迅速に環状DNAを増幅する方法、及び環状DNAに変異を導入する方法が得られる。PCR法を利用する従来法のように、DNA増幅のためのプライマー設計や合成、温度条件の設定、増幅産物の制限酵素処理、ライゲーション操作を行う必要がないため、作業ステップや労力が大幅に軽減される。また、作業時間も従来法では3時間以上であるのに対し、10分程度で完了し、飛躍的に短縮される。さらに、遺伝子ライブラリーの増幅や変異体ライブラリーの構築を行うのに有用である。
技術概要
 
環状DNAを鋳型としてローリングサークル型増幅法によりDNAを増幅し直鎖状DNAからなる増幅産物を得る工程と得られた増幅産物を用いて大腸菌の原核宿主細胞を形質転換し、原核宿主細胞内で独自に複製可能なプラスミドの環状DNAを再構築させる工程とを含む環状DNAの増幅方法である。なお環状DNAはcDNA又はゲノムDNAのプラスミドライブラリーの遺伝子ライブラリーを形成し、形質転換はエレクトロポレーション法又はコンピテント細胞法により行われる。また、環状DNAを鋳型としマンガンイオン添加による複製の忠実度を低下させる条件下でローリングサークル型増幅法によりDNAを増幅し直鎖状DNAからなる増幅産物を得る工程と得られた増幅産物を用いて原核細胞又は真核細胞の宿主細胞を形質転換し、宿主細胞内で環状DNAを再構築させる工程とを含む環状DNAへのランダム変異導入方法である。なお環状DNAは宿主細胞内で独自に複製可能なプラスミドのDNAである。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
希望譲渡先(国内) 【否】 
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【有】   
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