出願番号 |
特願2005-101940 |
出願日 |
2005/3/31 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2006-284031 |
公開日 |
2006/10/19 |
登録番号 |
特許第4714923号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
蓄熱装置 |
技術分野 |
機械・加工、化学・薬品 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
蓄熱装置 |
目的 |
熱損失量の少なく、発核が確実に行われ、かつ熱媒体が蓄熱槽内を均一に流れることが可能な蓄熱装置を提供する。 |
効果 |
断面積の小さい部分を蓄熱体の冷却される部分と冷却されない部分の接続部分に設けることによって、発核の起こり易さを妨げることなく、発核効率を高めることができる。よって、蓄熱体を用いた蓄熱装置は、凝固の制御性が高まるとともに、有効に熱を利用することが可能となる。さらに、この蓄熱装置では、蓄熱体と熱媒体との熱交換を迅速に行わせることが可能となる。 |
技術概要
 |
図1は蓄熱装置の断面構造図である。また、図2に蓄熱体の断面詳細図を示す。図1において、1は例えばポリプロピレンからなる蓄熱容器であり、2は前記蓄熱容器1の中に充填された過冷却可能な潜熱蓄熱材であり、でんぷん質の相分離防止剤を添加した燐酸水素二ナトリウム十二水和物(融点36℃)を主成分とする。蓄熱容器1と潜熱蓄熱材2とで蓄熱体を形成する。蓄熱容器1は図2に示すように、潜熱蓄熱材2を注入した後、例えばポリプロピレンからなる蓋15を溶着することで、密封される。3は蓄熱体を収容する蓄熱槽であり、蓄熱部Aと過冷却解除のときに自発的発核温度以下に冷却される発核部Bとに断熱板4を介して分断される。蓄熱体の断面積の大きい部分aと断面積の小さい部分bの一部は蓄熱部Aに存在し、蓄熱体の断面積の大きい部分aの存在する領域を蓄熱部A1、断面積の小さい部分bの一部が存在する領域を蓄熱部A2と区分する。断面積の小さい部分bの残りの部分は断熱板4を貫通して発核部Bに存在する。 |
イメージ図 |
|
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|