出願番号 |
特願2005-037319 |
出願日 |
2005/2/15 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2006-225267 |
公開日 |
2006/8/31 |
登録番号 |
特許第4660737号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
スピロ化合物およびその製造方法、ならびにそれを用いた光応答性組成物および光応答性高分子 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
フォトクロミック化合物 |
目的 |
1,8−ジアミノナフタレンを酸化剤で部分的に酸化、脱水素させてカップリングさせ、スピロ化合物とし、これを高分子に分散し、化学結合させて光応答性高分子を得る。 |
効果 |
調光材料として、広い吸収波長領域(可視光全域)を有し、市販の化合物から短時間で低コストで効率的に製造する事が出来る。 |
技術概要
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(A)1,8−ジアミノナフタレンを、(B)酸化剤を含む(C)有機溶媒中で部分的に酸化させ、脱水素させてカップリング(2量化)させ、式T、Uで表されるスピロ化合物を得る。これを(D)高分子に分散させ、化学結合させて光応答性高分子を得る。成分Bは、二酸化マンガン、過マンガン酸カリ、次亜塩素酸ナトリウム、t−ブトキシカリウム/酸素、塩化第一銅/酸素などで、成分Aの100質量部に100〜1000質量部使用し、成分Cはベンゼン、トルエン、t−ブタノール、ジメチルスルホキシド、ピリジンなどで、成分Aの100質量部に20〜500質量部として、0℃〜成分Cの沸点で反応させるのが好ましい。反応によって化合物TとUが同時に混合状態で生成し、溶液からの再結晶などの精製操作でそれぞれを、好ましくは95〜100質量%の純度で単離する事が出来る。化合物T又はUの0.5〜30重量部を、成分D(例えば、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート)の100重量部に分散させ、或いはアクリル酸クロリド、多官能イソシアネートなどと反応させた重合性モノマーを共重合させた成分Dとして、フォトクロミック高分子とするのが好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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