出願番号 |
特願2004-364716 |
出願日 |
2004/12/16 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2006-167628 |
公開日 |
2006/6/29 |
登録番号 |
特許第4997515号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
化学物質の無害化反応プロセス |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
その他 |
適用製品 |
化学物質の分解無害化反応器 |
目的 |
N,N−ジメチルホルムアミド、アクリロニトリル、アセトニトリルの1種以上を含む有害化学物質の分解反応について、確実かつ経済的な反応器と反応プロセスを提供する。 |
効果 |
解無害化反応器は、N,N−ジメチルホルムアミド、アクリロニトリル、アセトニトリルの1種以上を含む有害化学物質を有効に分解できる。また、N,N−ジメチルホルムアミドで行っているが、アクリロニトリル、アセトニトリルも同様に行える。また、無害化反応プロセスは、N,N−ジメチルホルムアミド、アクリロニトリル、アセトニトリルの1種以上を含む有害化学物質を有効に分解でき、とくに水素を併用すると効果が増大する。 |
技術概要
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用いる触媒は、活性成分としてPtあるいはPdを含む触媒であれば、どのようなものでも良いが、とくにゼオライトで担持されたものが好ましい。反応器に正の温度勾配を設ける方法として、特に制限はないが、触媒を反応不活性な材料と混合希釈することにより流路方向に長く分散配置し、その最下流位置に加熱源を設ける、反応器周囲を一定の温度とするが反応器自体の肉厚を下流側ほど薄くして熱伝達性を増す、反応器周囲の電熱線の疎密により下流側ほど加熱量を増大させる、などが挙げられる。分解対象とする化学物質については、N,N−ジメチルホルムアミド、アクリロニトリル、アセトニトリルなどの含窒素有機化合物、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素類、有機塩素化合物などが挙げられる。N,N−ジメチルホルムアミド、アクリロニトリル、アセトニトリルの1種以上を含む有害化学物質を分解させる反応温度は、150℃〜400℃であり、とくに、150℃〜250℃で分解反応を行うことが好ましい。図1左側(a)は触媒層内に正の温度勾配を設けた反応器、右側(b)は通常の温度勾配を持たない触媒反応器(従来品)を示す。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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