出願番号 |
特願2004-359792 |
出願日 |
2004/12/13 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2006-166974 |
公開日 |
2006/6/29 |
登録番号 |
特許第4474530号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
血液力学特性測定装置 |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
血液力学特性測定装置 |
目的 |
生体内を流れる血液内の粘性率分布及びずり応力分布を捉えるために、超音波ドプラ計測により得られた血流速度分布を領域分割し、局所的に粘性率が一定であると仮定した、非圧縮粘性流体の2次元または3次元のナビエーストークス方程式を用いて、各領域において粘性率を算出し、これを全空間内で反復することにより、粘性率の分布を得る。 |
効果 |
従来の技術では捉えることが困難であった、血液内の粘性率分布及びずり応力分布を正確に把握することができ、また粘性率分布及びずり応力分布を画像として、また副次的に粘性率分布及びずり応力分布の平均値を数値として、手術者あるいは検査者に、実時間で呈示することが可能となる。これにより、例えば、動脈硬化プラークに接する血液の粘性率、あるいは血流のずり応力が通常よりも高い、などの測定結果から、プラーク破綻の危険性を正確かつ容易に予知することが可能となり、血管系疾患の防止に寄与することがきる。 |
技術概要
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経皮的に血管内の血流に向けて超音波等の波動を入射させ、その血管内の血液中に含まれる血球成分からの散乱エコーを受信した後、超音波ドプラ計測によって血流速度分布を計測する手段と、計測された血流速度分布に基づいて、2次元または3次元のナビエーストークス方程式を利用して、血液の粘性率分布及び/または血液の粘性率分布平均値を求める手段と、計測された血流速度分布からずり速度分布を算出するずり速度分布算手段と、算出されたずり速度分布と血液の粘性率分布または血液の粘性率分布平均値とに基づいて血液内のずり応力分布を求める手段とからなる血液力学特性測定装置である。図1は血液力学特性測定装置の構成及び装置の全体の処理の流れを示す図、図2は図1に示した粘性率分布算出部5の詳細な構成を示す図、図3は図1に示したずり応力分布算出部9の詳細な構成を示す図、図4は図1におけるずり速度分布算出部7の詳細な構成を示す図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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