出願番号 |
特願2004-080971 |
出願日 |
2004/3/19 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2005-268127 |
公開日 |
2005/9/29 |
登録番号 |
特許第4431786号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
リチウム二次電池用正極材料及びその製造方法、ならびにそれを用いたリチウム二次電池 |
技術分野 |
電気・電子、情報・通信 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
携帯電話、ノートパソコン、携帯型電子機器、電気自動車、電力負荷平準化システム |
目的 |
Li↓(0.44)MnO↓2型のトンネル構造を有し、かつ、リチウム二次電池のより軽量化を 図るためにMnの一部をTiで置き換え、かつ、充放電容量が大きく、サイクル特性が良好な新規な正極 材料、及びその製造方法、ならびに該正極材料を使用したリチウム二次電池の提供。 |
効果 |
安価な原料を使用して、高い作動電圧領域(4V以上)において安定に充放電させることができる 新規なリチウムマンガンチタン酸化物正極材料を得ることができる。この正極材料を使用した本技術のリ チウム二次電池は、高電圧・高容量で、優れた充放電サイクル特性をも発揮することができ、実用性の高 いものである。 |
技術概要
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この技術は出発物質、合成条件等を検討した結果、900℃〜1400℃での焼成によって、 高い結晶性の原料結晶材料が合成可能であり、かつ、高温で焼成したNa↓(0.44)Mn↓(1−y )Ti↓yO↓2結晶材料を原料とすれば、より高温でのイオン交換処理が可能となり、結果的に残留す るナトリウム量を著しく低減させることが可能となること、さらにその結果得られた、イオン交換処理を 施したリチウム化合物を、リチウムイオン二次電池の正極材料として使用する場合には、これまで発現さ れていなかった4V領域でも安定に充放電可能で、しかも充放電容量が大きく、サイクル特性も良好であ ることを見出し、この技術を完成するに至った。すなわち、化学組成式としてLi↓xMn↓(1−y) Ti↓yO↓2(0.40<x<0.50、0<y<0.56)で表記され、結晶構造として斜方晶系に 属し、リチウムが占有するトンネル構造を有するリチウム、マンガン、チタン、酸素から構成され、ナト リウムの含有量がNa/Liのモル比で0.05以下のリチウム二次電池正極材料である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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