出願番号 |
特願2002-175264 |
出願日 |
2002/6/17 |
出願人 |
独立行政法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
特開2004-018456 |
公開日 |
2004/1/22 |
登録番号 |
特許第4008765号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
NAP保護基を用いたシガトキシンCTX3C類の新規全合成方法および該合成に有用な新規化合物 |
技術分野 |
化学・薬品、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
水酸基の脱保護基、シガトキシン類 |
目的 |
化合物1に示す7位、29位および44位の水酸基の保護基をナフチルメチル基とする、シガトキシンCTX3C類の新規全合成ルートを構築するのに有用な中間体として有用な新規化合物を用い、目的化合物であるシガトキシンCTX3C類の合成方法の提供。 |
効果 |
効率的なCTX3C類の合成が可能となり、種々の生理学的研究の活性化と、これに伴う新規技術の発展の可能性が推測され、優れた効果がもたらされることが推測できる。 |
技術概要
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この技術では、化合物1で表される、7位、29位および44位の水酸基の保護基をナフチルメチル(NAP)基としたアセタール原料化合物を用い、NAP基の保護基を保持してO,S−アセタ−ルル化合物2を得る。化合物2の23位の一級水酸基をエトキシエチル基で保護し、31位の二級水酸基にα,β−不飽和エステルを導入して得る化合物3を立体選択的ラジカル環化反応によりG環部を構築して化合物4を合成し、そのエステル部位を還元、ウィッティッヒ反応により合成する化合物5を酸条件下処理して、エトキシエチル基を除去して得る、化合物6を酸化、ウィッティッヒ反応に供することで、閉環オレフィンメタセシス基質である化合物7を合成する。化合物7に対してオレフィンメタセシス触媒であるGrubbs触媒を用い、F環部9員環を形成して、トリNAP−CTX3Cである化合物8を合成する。化合物8のNAP脱保護基を、DDQにより酸化条件下で進行させる反応により、目的化合物であるCTX3C類を全合成により合成する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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