出願番号 |
特願2002-049595 |
出願日 |
2002/2/26 |
出願人 |
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 |
特開2003-245688 |
公開日 |
2003/9/2 |
登録番号 |
特許第3981719号 |
特許権者 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
畑地排水に含まれる硝酸性窒素の除去方法 |
技術分野 |
有機材料、食品・バイオ |
機能 |
環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
畑地排水に含まれる硝酸性窒素の除去方法、畑地排水から硝酸性窒素の除去する畑地排水処理システム、畑地排水処理システムを備える畑地 |
目的 |
生活排水からの窒素除去運転を行っている下水処理場、集落排水処理施設、浄化槽等の汚水処理施設で発生する汚泥を層状にして使用することによって、畑地排水に含まれる硝酸性窒素を生物学的に効率よく脱窒できる、畑地排水に含まれる硝酸性窒素の除去方法、畑地排水処理システム、及び畑地を提供する。 |
効果 |
本発明に係る畑地排水に含まれる硝酸性窒素の除去方法及び畑地排水処理システムによれば、畑地排水に含まれる硝酸性窒素を微生物(従属栄養細菌等)により生物学的に効率よく脱窒できる。また、本発明に係わる畑地は畑地排水処理システムによって畑地排水に含まれる硝酸性窒素を生物学的に効率よく脱窒できるため、浄化された畑地排水を排出することができる。 |
技術概要 |
脱窒菌及びその他の微生物を含み貧酸素状態であり、且つ汚水処理施設で発生した汚泥を含む汚泥層に硝酸性窒素を含む畑地排水を浸透させる工程と、汚泥層から畑地排水を細砂や土壌等のフィルター材に排出する工程とからなる畑地排水に含まれる硝酸性窒素の除去方法で、硝酸性窒素濃度を10mg/g以下に浄化することができる。脱窒菌及びその他の微生物を含み貧酸素状態であり、且つ止水シート、コンクリート壁や合成樹脂製の板等の止水部材で囲われた空間に少なくとも汚泥及び暗渠管、砕石や砂利等の空隙材を充填し、さらに汚泥を供給できる汚泥供給部を配設した汚泥を含む汚泥層と、硝酸性窒素を含む畑地排水を汚泥層に導入する導入部と、畑地排水を排出する排出端部を備え汚泥層に浸透した畑地排水を排出端部からフィルター材に対して排出する排水部とを備える畑地排水処理システムである。また畑地土壌内部及び/又は畑地土壌底部に埋設され、排水部の先端をフィルター材に埋め込みそのフィルター材内に排水できる畑地排水処理システムを備える畑地である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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