出願番号 |
特願2001-271979 |
出願日 |
2001/9/7 |
出願人 |
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 |
公開番号 |
特開2003-081998 |
公開日 |
2003/3/19 |
登録番号 |
特許第3680131号 |
特許権者 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
耐病性誘導活性を有するタンパク質 |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
植物病害防除剤、耐病性誘導剤 |
目的 |
ピシウム・オリガンドラム細胞壁由来の耐病性誘導活性を有するタンパク質、該タンパク質の単離・精製方法、該タンパク質を利用した耐病性誘導剤及びその耐病性誘導剤を用いた土壌病害防除方法を提供する。 |
効果 |
本発明のピシウム・オリガンドラム細胞壁由来のT−1,T−2及びS−1の耐病性誘導活性を有するタンパク質は、植物体に対する優れた耐病性誘導活性を有しているので、植物体の病原菌による感染を制御することができる。 |
技術概要 |
本発明の耐病性誘導活性を有するタンパク質は、ピシウム・オリガンドラムの細胞壁から得られた細胞壁タンパク質画分を逆相クロマトグラフィーに供し、単離・精製方法によって得ることができる。上記操作により、ピシウム・オリガンドラムの細胞壁タンパク質画分には、分子量約28kDaと24kDaの2種の主要なタンパク質からなるタイプ(Tタイプ)と分子量約27kDaの1種の主要タンパク質からなるタイプ(Sタイプ)が存在することが確認され、Tタイプの分子量約28kDaのタンパク質、24kDaのタンパク質をそれぞれT−1及びT−2と称し、SタイプのものをS−1と称することとした。本発明の耐病性誘導剤は、耐病性誘導活性を有するタンパク質を単独で、あるいは通常の耐病性誘導剤として利用可能な他の成分や賦形剤等を組合せて、固形物として調製することができる。また上記タンパク質を蒸留水等に溶解して、溶液として調製することもできる。本発明の耐病性誘導活性を有するタンパク質による土壌病害防除方法は例えば、上記タンパク質又はその溶液を、予防対象の植物の根等から吸収させることによって達成することができる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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