出願番号 |
特願2001-050208 |
出願日 |
2001/2/26 |
出願人 |
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 |
公開番号 |
特開2002-247989 |
公開日 |
2002/9/3 |
登録番号 |
特許第3692396号 |
特許権者 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
豚回虫(Ascarissuum)感染幼虫の14kDa抗原、それをコードする核酸分子及びそれらの利用 |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造、検査・検出、洗浄・除去 |
適用製品 |
動物用ワクチン、寄生虫感染症予防ワクチン、豚回虫防御ワクチン、抗寄生虫剤 |
目的 |
Ascaris及びToxocara属の感染防御抗原蛋白質、それをコードするDNA、そのDNAを含むベクター、そのベクターを保持する組換え体細胞、寄生虫の感染防御抗原に対する抗体及び寄生虫の感染を防御するワクチンを提供する。 |
効果 |
本発明により、豚回虫感染幼虫の14kDa抗原蛋白質をコードするDNAからなる遺伝子、そのDNAを含むベクター及び組換え体細胞、豚回虫感染幼虫の14kDa抗原蛋白質、その抗原を認識する抗体並びにその抗原を含む豚回虫感染防御のための全身性及び粘膜誘導型ワクチンが提供される。これにより、寄生虫の駆除及び寄生虫感染から家畜及び人を守るための化合物の合成及び様々な人畜共通の寄生虫感染症の防除が可能になる。 |
技術概要 |
本発明は、寄生虫における感染防御抗原をコードする遺伝子(Ascaris suumL2R59遺伝子)、感染防御抗原蛋白質及び感染防御抗原蛋白質コード領域を蛋白質発現ベクターに挿入し、精製した組換え感染防御蛋白質の作成に関連するものである。また本発明は、感染防御抗原に対する抗体、及び抗体の作成方法に関するものである。さらに、本発明は、感染防御蛋白質をワクチンとして用いた、回虫感染防御能の誘導に関連するものである。また本発明は、上記蛋白質、核酸、抗体、動物の治療を目的とした治療的化合物としてのインヒビター等、ならびにその応用も含まれる。本発明の豚回虫感染幼虫の14kDa抗原蛋白質及び核酸は、寄生虫ワクチンあるいは抗寄生虫剤の新規ターゲットに利用することもできる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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