出願番号 |
特願2000-331819 |
出願日 |
2000/10/31 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2002-141562 |
公開日 |
2002/5/17 |
登録番号 |
特許第3472814号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
優れた熱電変換性能を有する複合酸化物 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
優れた熱電変換性能を有する新規な複合酸化物及びその製造方法 |
目的 |
毒性が低く存在量の多い元素により構成され、耐熱性、化学的耐久性等に優れ、高いゼーベック係数と良好な電気伝導性を有する新規な材料の提供。 |
効果 |
この複合酸化物は、高いゼーベック係数と低い電気抵抗率を同時に有する熱電変換性能に優れた物質であり、しかも耐熱性、化学的耐久性等も良好である。この複合酸化物は、従来の金属間化合物材料では不可能であった、空気中において高温で使用可能な熱電変換材料としての応用ができる。従って、酸化物材料を熱電発電システム中に組み込むことによって、これまで大気中に廃棄されていた熱エネルギーを有効に利用することが可能となる。 |
技術概要
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この技術は、Bi化合物、Pb化合物、Sr化合物、Ca化合物及びCo化合物を特定の割合で混合した原料を溶融し急冷して得られる固形物を、酸素雰囲気中で熱処理することによって、優れた熱電変換性能を有する複合酸化物が繊維状の単結晶として成長することを見出し、この知見に基づく。即ち、化学式:Bi↓(1.6〜2.2)Pb↓(0〜0.25)Sr↓(1.1〜2.2)Ca↓(0〜0.8)Co↓2O↓(9−x)(0≦x≦1)で表される複合酸化物である。この複合酸化物は、高いゼーベック係数と低い電気抵抗率を同時に有することによって、熱電変換素子の熱電変換材料として用いた場合に、優れた熱電変換性能を発揮できる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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