出願番号 |
特願2000-143142 |
出願日 |
2000/5/16 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2001-321716 |
公開日 |
2001/11/20 |
登録番号 |
特許第3380896号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
超音波照射による塗膜のはく離方法それに用いるプライマー組成物及びその製造方法。 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
自動車・電気・電子などの部品、包装用材料、飲料用・化粧用などの容器 |
目的 |
インストルメントパネル、コンソールなどの自動車用内装材、バンパーフェース、リヤースポイラー、などの自動車外装材等にとして利用されている、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系炭化水素樹脂よりなる成型品に施された塗膜をはく離する、超音波照射による塗膜のはく離方法それに用いるプライマー組成物及びその製造方法の提供。 |
効果 |
成形体が廃棄された後、容易に塗膜をはく離させて成形体を高純度にリサイクルさせることが可能である。 |
技術概要 |
この技術は、ポリオレフィン系樹脂基材と基材表面上に形成されたプライマー層、およびプライマー層表面上に形成された上ぬり塗膜からなる塗装ポリオレフィン系成形体をアルコール系有機溶剤に浸漬させて超音波を照射し、プライマー中のポリマーを構成する分子中の置換基にアルコール分解若しくは加水分解を行なわせることにより、ポリオレフィン系成形体から上ぬり塗膜を剥離させている。具体的には、プロトン性溶媒の存在下で超音波を照射することにより、側鎖の置換基又は主鎖の一部に、アルコール分解ないし加水分解を起こす重量平均分子量1,000〜5,000,000の有機溶剤可溶性ポリマーと有機溶剤を主成分として含むプライマー組成物をポリオレフィン系成形物に塗布し、さらに上ぬり塗膜を形成させた塗装ポリオレフィン系成形物を、アルコール系溶剤に浸漬し、超音波を照射することにより、ポリオレフィン系成形物から塗膜を剥離している。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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