出願番号 |
特願平11-335901 |
出願日 |
1999/11/26 |
出願人 |
独立行政法人水産総合研究センター |
公開番号 |
特開2001-155571 |
公開日 |
2001/6/8 |
登録番号 |
特許第3598365号 |
特許権者 |
国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
発明の名称 |
スイッチ及び該スイッチを備える自動給餌装置 |
技術分野 |
機械・加工、食品・バイオ、生活・文化 |
機能 |
機械・部品の製造、制御・ソフトウェア、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
仔魚養殖装置、稚魚養殖装置、養殖漁業用自動給餌装置、観賞魚の飼育装置、水族館用給餌装置 |
目的 |
稚魚のような微細な行動も検出可能であり、誤動作が少なく摂餌要求を正確に検出でき、自発摂餌式給餌器により稚魚への適正な給餌量を与えることができる高感度なスイッチと、このスイッチを用いる自動給餌装置を提供する。 |
効果 |
本発明のスイッチは、稚魚等の極めて微細な行動を確実に検出でき、確実に作動させて接点を開閉することができ、このスイッチにより稚魚等の摂餌要求を正確に把握して給餌装置を作動させることにより、稚魚への適正な給餌を行うことができる。また、魚のスイッチを押し上げる習性、スイッチを引っ張る習性に対応したスイッチ装置を提供することができる。本発明により、魚の食欲に応じて給餌され、残餌がなく、養殖漁場の環境改善と生産性の向上が期待されている自発摂餌による自動給餌方法の実用化が可能となった。 |
技術概要 |
魚には疑似餌に噛みつく行動と餌が与えられる刺激とを結びつけて学習する能力がある。装置の開発はこの原理を応用した。この装置を利用した給餌は、魚の食欲に応じて餌が与えられるので、理論的に残餌がなく、環境にやさしい自動給餌方法である。しかし、従来の給餌スイッチは感度が鈍いため稚魚などの小さいサイズには使用できないことや波動などの摂餌要求以外の誤作動で相対的に給餌量が増えてしまい、残餌を生じる問題点があった。本発明では、摂餌要求で生じた入力だけが電気的に給餌機に伝達されるようなスイッチに方向性を持たせることで誤作動を防止した。次に、稚魚のスイッチへの極めて微細で複雑な接触入力に対応できるように衝撃吸収材を配した高感度な装置を開発した。摂餌要求を正確に把握した動作性と魚が餌を捕る行動特性に合致した装置の開発により、配合飼料に餌付く時期から出荷サイズに成長するまでの全過程で自発摂餌式給餌が可能になる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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