豚丹毒菌莢膜欠損変異株YS−1株の作出と、豚丹毒菌感染症の生ワクチンへの利用

開放特許情報番号
L2002002597 この特許の事業構築のヒントや可能性をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2002/3/9
最新更新日
2015/7/29

基本情報

出願番号 特願平09-333767
出願日 1997/11/19
出願人 農林水産省家畜衛生試験場長、下地 善弘、森 康行、関崎 勉、新井 啓五
公開番号 特開平11-151084
公開日 1999/6/8
登録番号 特許第2992980号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 豚丹毒菌の莢膜欠損変異株 YS−1株
技術分野 食品・バイオ、化学・薬品
機能 材料・素材の製造、検査・検出
適用製品 豚丹毒菌感染症に対する生ワクチン、多価ワクチン用ベクター
目的 病原性復帰のおそれがなく遺伝的に安定した、豚丹毒菌感染症の生ワクチンを提供する。さらに、豚丹毒菌生ワクチンのマーカーとして、従来用いられていたアクリフラビンに代わる、信頼度の高い遺伝的マーカーを持ったワクチン株を提供する。また、多価ワクチン用ベクターとして供する。
効果 本発明のYS−1株は豚丹毒菌感染症に対する生ワクチンとして有効に利用することが可能である。またYS−1株を用いることにより、遺伝学的に病原性が安定し、かつ信頼度の高い遺伝的マーカーを保有する豚丹毒菌感染症に対す生ワクチンの実用化を図ることができる。またYS−1が欠損した抗原による菌の識別が可能なワクチン株の実用化が期待される。さらに、YS−1株は、他の微生物の遺伝子や生理活性物質遺伝子などの外来遺伝子を組み込んで、他の疾病に対しても免疫効果を付与するためのベクターとして利用することが可能である。
技術概要
 
豚丹毒菌強毒株Fujisawa−SmRの染色体上にトランスポゾンTn916を導入する。Tn916は腸球菌のある株で発見されたテトラサイクリン耐性遺伝子を保有し、接合伝達により目的とする細菌の染色体に導入することが可能な転移遺伝子である。得られるTn916挿入変異株の中から、親株であるFujisawa−SmR株とコロニー形態が異なる変異株(33H6株)を選択した。33H6株は、テトラサイクリン耐性遺伝子であるTn916が導入されているため、テトラサイクリン感受性を示さない。また、この株は親株であるFujisawa−SmR株が有する莢膜の形成能を有していない上、親株の有する病原性も失っている。Tn916は染色体から脱落すると、その際に、挿入されていた場所に変異を起こすことが知られている。この性質を利用して、莢膜形成に関与する遺伝子に変異の起った変異株を作成した。すなわち、この33H6株を継代して、コロニー形態が親株であるFujisawa−SmR株と異なり、莢膜形成能を有しておらず、かつテトラサイクリン感受性を有するようになったものを選択し、この変異株をYS−1株と命名した。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
希望譲渡先(国内) 【否】 
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。

登録者情報

その他の情報

その他の提供特許
登録番号1 特願平09−166642
関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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