低級脂肪族炭化水素と一酸化炭素との直接反応による脂肪族アルデヒドなどの含酸素脂肪族化合物の製造方法。

開放特許情報番号
L2000007276 この特許の事業構築のヒントや可能性をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2000/12/2
最新更新日
2015/8/12

基本情報

出願番号 特願平09-159342
出願日 1997/6/17
出願人 工業技術院長
公開番号 特開平11-005762
公開日 1999/1/12
登録番号 特許第2920519号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 含酸素脂肪族化合物の製造方法
技術分野 化学・薬品、有機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 ブチルアルデヒド、プロピオンアルデヒド 
目的 脂肪族炭化素類をカルボニル化反応を経由して、アルデヒド、アルコールなどの含酸素脂肪族化合物へ変換させることは、化学方程式上では簡単であるが、炭素−水素結合エネルギーが大きいためにむずかしい。間接的な方法は工数が多くなり、省資源、省エネルギーの面から望ましくない。本発明は直接法で反応を行うことを目的として、脂肪族炭化水素液化状態又は超臨界状態として用い、配位子の少くとも1個がホスフィン化合物である遷移金属錯体の存在下で光照射して所望の含酸素脂肪族化合物を得るを目的とする。
効果 本発明の方法によれば、安価で入手が容易な常温でガス状の脂肪族炭化水素を原料として用い、上記脂肪族炭化水素と一酸化炭素とを室温付近で反応させ、該脂肪族炭化水素を直接カルボニル化することにより脂肪族アルデヒドなどの有用な含酸素脂肪族化合物を効率よく製造可能である。一例をあげれば、従来オレフィンから合成されていたアルデヒド(例えばブチルアルデヒド)を、安価なアルカン(例えばプロパン)と一酸化炭素から直接合成することが出来る。反応は光照射を必要とし、常温常圧で進行する。
技術概要
 
従来の間接法は、工程数が多くなり、省資源、省エネルギーの面から好ましくない。本発明は、常温でガス状の脂肪族炭化水素と一酸化炭素を反応させて含酸素脂肪族化合物を製造するに当り該脂肪族炭化水素を液化状態又は超臨界状態として用い、配位子の少くとも1個がホスフィン化合物である遷移金属錯体(例えば、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、鉄、ニッケル又はコバルトの錯体)の存在下で光照射することを特徴とする含酸素脂肪族化合物(例えば、アルデヒド、アルコール、ケトン等)の製造方法。本発明方法において、常温でガス状の脂肪族炭化水素としては、炭素数1〜4のものが使用される。この脂肪族炭化水素は直鎖状、枝分れ状、環状のいずれであってもよい。このような脂肪族炭化水素の例としては、メタン、エタンプロパン、n−ブタン、イソブタン、シクロプロパン、シクロブタンなどが挙げられる。本発明において用いられる触媒として、配位子の少くとも1個がホスフィン化合物である遷移金属錯体(式T)が用いられるが、(式TT)のビスホスフィン化合物でもよい。又光照射の光源としては、水銀灯、太陽光などが使用される。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

技術供与

掲載された学会誌 【有】
掲載学会誌名1 Chemistry Letters,1997年,1089頁
掲載学会誌名2 J.Am.chem.Soc.1990年112巻,7221頁

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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