一般産業機械から、大型機械の回転機構部の軸・軸受装置に、従来のコロ式軸受でなく、確実に機能する潤滑機構を備えたメタル式の軸受機構。特に軸受間のスパンが長い軸や、軸径の太い軸に高負荷荷重が負荷され、高速回転する機械装置に、極めて有効に機能する軸・軸受システム

開放特許情報番号
L2000006061
開放特許情報登録日
2000/10/7
最新更新日
2009/12/11

基本情報

出願番号 特願平09-252395
出願日 1997/9/17
出願人 横井産業株式会社
公開番号 特開平11-082883
公開日 1999/3/26
登録番号 特許第4320476号
特許権者 横井産業株式会社
発明の名称 流体の微流量送給構造
技術分野 機械・加工
機能 材料・素材の製造、機械・部品の製造、環境・リサイクル対策
適用製品 電力関係の発電機・タービン、印刷機械の給紙機・輪転機、製紙機械の沙紙機・紙巻取り機、製鉄機械の熱・冷間圧延機・綱板巻取り、大型船舶の内燃機関・推進軸、鉄道車両、航空機エンジン、ビル用昇降機、大型機械のロータリーキルン・クラッシャー・建設機械の軸・軸受装置
目的 この発明は,軸又は軸受の摺動面に,少なくとも面圧が負荷される面を,広く受けられるメタル式の特徴を活かし,軸・軸受装置の摺動面に対して,適所の位置の径方向の二カ所に潤滑油の吐出孔を配置.且つ2カ所の吐出孔間を溝でつないで潤滑油滞留溝として構成する.次に,一つの潤滑油供給口の元に軸方向に対して,吐出孔と潤滑油滞留溝を等間隔に配置し,共に一体化して二点吐出孔群を構成する.そして,全ての吐出孔から均等に潤滑油を吐出させ,潤滑油滞留溝に滞留させて広い有効潤滑範囲として機能させると共に,長期間に渉って確実に潤滑機能させる事.
効果 従来のコロ式軸受は、転動面に潤滑油の補給が困難である。更に、摺動面に対する負荷荷重を、コロの周面で点接触に近い線接触で受ける為、極めて面圧が高く摺動面を偏摩耗させ、軸受としての有効寿命が短命で有った。この発明は、軸・軸受摺動面の軸方向だけでなく,径方向全周面を,適宜に等分し二点式吐出孔群毎に千鳥状に,各々軸方向に適宜の間隔に段階的にずらして,潤滑油供給口と共に複数配置が可能.従って間欠ながら径方向に長い潤滑油滞留溝に該油が滞留して,軸・軸受装置の全摺動面を有効潤滑範囲とする事が出来る為,確実に潤滑効果が得られる。
技術概要
軸・軸受の摺動面の径方向の二点から潤滑油を吐出させる為に、軸・軸受に対して、軸方向端面から適宜の間隔をおいて、径方向摺動面から適宜の幅と深さに水平又は円弧に切り欠いてスリット構造による溝とし、この溝から軸方向に等間隔で同様に、複数のスリット構造による溝を設ける。次に、軸方向から潤滑油供給口を溝底辺の中間部で交差させて穿ち、溝の開口部から溝幅に等しいワイヤを挿入し、ワイヤの一端を交差した潤滑油供給口に迂回させ、一方潤滑油供給口から異型棒材を挿入し、迂回させたワイヤの一端を異型棒材に巻き付けて、溝の底辺に沿わせて配置する。次に、溝の開口部の溝幅に等しい板金を、ワイヤの上部に溝の開口部の摺動面を一部残して塞ぐように形成して挿入し、填め合い面を溶着する。軸受には、径方向と直角に切り欠いた溝幅に適した板金を、かつ径方向摺動面に適度の隙間を保有する形状にして、前記同様に切り欠いた溝に挿入し両側に突出したワイヤの端を、各々対向させ折り曲げて、潤滑油滞留溝を構成する。そして、溝の開口面積をワイヤの断面積差とで四隅に潤滑油の流路となる隙間を得て、径方向の二方から潤滑油を吐出させ、軸・軸受の全ての潤滑油滞留溝に潤滑油を導く構造
イメージ図
実施実績 【試作】  ●軸直径30o全長435oの中間部192o間に軸方向12o間隔で16等分し周長25oの潤滑油滞留溝を配置しテスト済●軸受内径150o外形200o全長150o内長さ132oを12o間隔で9分割し潤滑油滞留溝の幅3o周長70oで4吐出孔群を千鳥状に配置で試作済
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
対価条件(一時金) 【要】 
希望譲渡先(国内) 【可】子細面談協議
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 子細面談協議
対価条件(一時金) 【要】子細面談協議
対価条件(ランニング) 【要】子細面談協議
希望譲渡先(国内) 【可】子細面談協議
希望譲渡先(国外) 【可】子細面談協議

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 @従来のコロ軸受では、転動体がボール式やローラーの場合に、軸径に基づいてコロの大きさと保持輪へ装填する個数が決定される。従って、ボールベアリングの内外輪の幅に比較してボールの直径が小さく、負荷荷重を点に近い接触か又は線接触として受けるので、振動や高速回転・急停止などに際して最も影響を受けやすくボール及び内・外輪を共に摩耗させて来た。そして摩耗が始まると加速度的にボールを偏摩耗させて寿命到来の予測を与える事なく、不意に回転不能に至るのが現状であった。この発明は潤滑油の補給を確実にす限り、機械装置を延命させる。
改善効果2 A軸・軸受機構の原点であるメタル式軸受の最大の特徴は、軸受摺動面に負荷される部分で荷重を受ける為、受圧面積に対しての面圧は、コロ式軸受ベアリングに比較してはるかに小さい。そして軸受け径と軸方向の幅は、ボールベアリングの様に規格に制約される事なく対応可能。又、軸・軸受のはめ合い公差をシビアに設定出来るので、潤滑油の消耗も少なくなり高速回転に適応できる。更に、軸・軸受機構の安定稼働を求めて許される範囲で、軸受の寸法を最大限に設計製作が可能な為、軸受機能に余裕が生まれてバックラシを防ぎ、軸受として確実に機能する。
改善効果3 B従来の軸・軸受機構の潤滑方法は、潤滑油供給口から多数の吐出孔が配置され、かつ潤滑油供給口から吐出孔の位置が離れる程、潤滑油を吐出させる事が困難であった。しかし、潤滑油供給口に連なる全ての吐出孔から、均等に潤滑油を吐出させる事が可能。更に二つの吐出孔と連なる潤滑油滞留溝に潤滑油が滞留して、径方向に広い範囲を確実に潤滑する為、安定稼働を要求されるライフラインや、社会資本に準ずる産業から一般産業機械まで適用する分野が広く存在する。又、PL法の遵守と省エネをもたらし、Co2を削減して環境破壊を防ぎ環境を改善する。

登録者情報

登録者名称 横井産業株式会社

技術供与

ノウハウ提供レベル
量産仕様の提供 【可】
掲載された学会誌 【有】
掲載学会誌名1 新樹社 月刊トライボロジー 1997.12月 No.124号
図面の開示 【有】
図面1 子細面談協議
マニュアルの開示 【有】
マニュアル1 子細面談協議
サンプルの開示 【有】
サンプル1 子細面談協議
その他の開示 【有】
その他1 子細面談協議
技術指導 【可】
期間 子細面談協議
技術指導料 【要】 
コンサルティング 【可】
コンサルティング料 【要】 

事業化情報

事業化条件
特別資格 【不要】 
必要設備 【有】子細面談協議
設備費用 【有】子細面談協議
質的条件
事業化実績 【無】 
追加開発 【要】 

その他の情報

海外登録国 アメリカ合衆国
その他の提供特許
登録番号1 特願平10−190648
登録番号2 特願平11−053279
登録番号3 特願平12−034469
登録番号4 特願平12−242508
関連特許
国内 【無】
国外 【無】  欧州特許庁、大韓民国、台湾
Copyright © 2017 INPIT