環境負荷として排出されている環境温度に比較的近い温度(例えば、80℃以下)の低質排熱を、何らの外部動力の補助なしに効果的に熱輸送して、回収・利用するか又は除去するための熱輸送装置。

開放特許情報番号
L2000005695 この特許の事業構築のヒントや可能性をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2000/9/9
最新更新日
2015/8/11

基本情報

出願番号 特願平10-109206
出願日 1998/4/20
出願人 工業技術院長
公開番号 特開平11-304380
公開日 1999/11/5
登録番号 特許第2945973号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 熱輸送装置
技術分野 生活・文化、機械・加工、土木・建築
機能 環境・リサイクル対策、加熱・冷却、機械・部品の製造
適用製品 外部からの付加動力なしに、自立駆動が可能な熱輸送技術であり、各種の低質排熱の回収・利用又は除去に応用することができる熱輸送装置。
目的 従来用いられてきたポンプ動力等を投入した熱回収装置と異なり、低質排熱自身から熱媒移送のための駆動力を発生すると共に、この駆動力を利用して熱媒流体を重力方向に関わりなく適切な外部ヒートシンク(例えば地中あるいは地下の下水)へと搬送し放熱することによって、低質排熱を回収・利用又は除去することを可能とする無動力による熱輸送を実現し、熱交換を行う熱輸送装置を提供する。また、低質排熱を有効利用し、経済的にも見合う熱輸送装置を提供する。
効果 外部からの熱回収と同時にその熱媒の搬送動力まで発生させることができるため、付加的な投入動力なしに高効率に熱回収・輸送を行なうことができる。例えば、エアコン室外機や建物壁面・道路面からの放熱などを下水に自立駆動で熱輸送することにより、都市温暖化(ヒートアイランド)の回避あるいは下水集約場所での排熱利用などに応用できる。また、夏季の都市排熱を蓄熱し、冬季に利用する季節間蓄熱における熱輸送手段に応用することもできる。これらの応用は、いずれも極めて大きな省エネルギー効果が期待できる。
技術概要
図1において、熱輸送装置1は、密閉容器型蒸発器2、凝縮器3および貯液槽4が管路(熱媒移送管)5により互いに閉ループに結合して構成される。この閉ループ内には熱媒6が充填されている。蒸発器2は、夏季においてエアコン室外機7からの排熱媒体(熱気)8の熱を回収して地下の下水11に輸送する場合は、排熱媒体8からの熱伝達によって蒸発器内の熱媒が加熱されるように構成されている。蒸発器2には圧力動作弁10を付設した噴出口9が設けられ、排熱媒体8からの熱の吸収により蒸発器内の熱媒6が蒸発し、蓄積された高圧蒸気が所定の圧力に達したときに圧力動作弁10が開放され、熱媒自身が管路5に噴出される。噴出された熱媒蒸気は凝縮器3で下水11と熱交換された後、貯液槽4に移送され、蒸発器2内の圧力が貯液槽4の圧力より低くなると開放する逆止弁12を介して蒸発器2に還流される。蒸発器2から熱媒蒸気が噴出され、蒸発器内が所定の圧力以下になると圧力動作弁10が閉止し、次回の噴出までの間、排熱の吸収により熱媒蒸気の発生・蓄積がなされる。これら一連の間欠的動作により、重力方向に関わりなく、外部からの付加動力なしに自立駆動の熱輸送が行なわれる。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

技術供与

掲載された学会誌 【有】
掲載学会誌名1 日本機会学会第76期全国大会講演論文集(NO.98―3),PP411―412

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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