酸触媒を用いて、石炭、重質油、原油、オリノコタール及びプラスチック廃棄物中の硫黄化合物を除去する方法

開放特許情報番号
L2000005687 この特許の事業構築のヒントや可能性をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2000/9/9
最新更新日
2015/8/11

基本情報

出願番号 特願平09-224103
出願日 1997/8/20
出願人 工業技術院長
公開番号 特開平11-061153
公開日 1999/3/5
登録番号 特許第2931969号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 酸触媒を用いる石炭、重質油、原油、オリノコタール、高分子物の脱硫方法
技術分野 有機材料
機能 洗浄・除去
適用製品 将来有効利用が望まれている石炭、重質油、コールタール、オリノコタール、硫黄含有高分子廃棄物等に適用して多量に含まれている有機硫黄化合物の除去法、及び脱硫製品の液体燃料資源としての活用。
目的 石炭、オリノコタール又は重質油中に存在する有機硫黄は除去が難しい。これらは単独では存在せず、そのほとんどが他の有機成分と複雑に結合している。これらを燃料として使用する場合は、燃焼後硫黄酸化物として排気されるガスを除くための排煙脱硫処理装置を必要とし、多大な費用を必要とする。そのため大規模な設備にしか使用されず小型ボイラーではこの処理装置がつけられていない。本発明は、フッ化水素及び3フッ化ホウ素を用いて有機硫黄成分を分解除去する方法を提供する。
効果 従来除去の難しかった石炭や重質油、オリノコタール高分子などの縮合化合物中の有機硫黄を分解するとともに生成した有機硫黄を硫化水素に変換し系外へ除去することが可能である。又、排煙脱硫処理装置の負荷を軽減することができる。さらに、高分子、とくにゴム製品などの架橋剤や安定剤として多量の硫黄が含まれている場合があるがそれらの廃棄物処理にも効果的である。
技術概要
石炭、重質油、オリノコタール等をそれぞれフッ化水素/3フッ化ホウ素からなる触媒、及び液状炭化水素とともに、温度150〜250℃及び水素圧2〜8MPaの条件下で処理すると、有機硫黄が減少した生成物が得られる。これは触媒から生じた強力な酸が炭素−硫黄結合をイオン的に開裂し、その有機硫黄成分は還元雰囲気の中で最終的には硫黄水素に変換する。これは反応後気体として系外へ除去が可能であり、ペースト状生成物と容易に分離ができる。スルフィド、スルフォン、スルホキシド基の除去に有効であるが、溶剤と反応温度の選択により、チオフェン型硫黄の除去も可能である。例として、スペイン産の高硫黄含有石炭であるメキネンサ産(硫黄、12重量%)の脱硫法を示す。先ず、粒径0.25mm以下に粉砕した後、25%硝酸水溶液で処理し、無機硫黄を除去する。次いで、石炭に対し5重量%のフッ化水素/3フッ化ホウ素(4.5:1)を少量のトルエンに浸して添加、オートクレーブに充填、200℃、5.7MPaの条件で反応を行う。90〜150℃に冷却したのち、窒素を100ml/minで吹込み気体状の硫黄化合物を追出し、次いで触媒を冷却分離、回収、これは再使用する。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

技術供与

掲載された学会誌 【有】
掲載学会誌名1 Fuel(Vol76 NO.10939−943頁)
掲載学会誌名2 Chemistry Letters(NO9 943−944頁)
掲載学会誌名3 Energy&fuels(Vol12 734−739頁)
その他の開示 【有】
その他1 資源と環境(2巻、5号 23−32頁)
その他2 化学工学(62巻、10号603−604頁)

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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