低温、低圧で操作され、触媒のリサイクルが可能な低品質石炭の液化方法

開放特許情報番号
L2000005686 この特許の事業構築のヒントや可能性をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2000/9/9
最新更新日
2015/8/11

基本情報

出願番号 特願平09-224035
出願日 1997/8/20
出願人 工業技術院長
公開番号 特開平11-061145
公開日 1999/3/5
登録番号 特許第2931968号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 石炭の分解方法
技術分野 有機材料、化学・薬品、機械・加工
機能 環境・リサイクル対策、材料・素材の製造、洗浄・除去
適用製品 石炭、重質油、コールタール、オリノコタール等を液化して液体燃料を製造する方法
目的 従来の石炭分解は、炭化水素系溶剤に分散させた石炭に鉄系触媒を添加し、400℃〜500℃及び水素圧力15〜20MPaのシビアな熱分解反応によって行われてきた。本発明では、水素を用いることなく、触媒及び液状炭化水素の存在下で石炭を従来の方法と比較して低い温度及び低い圧力下にて処理し、触媒の回収が容易な石炭分解方法を提供することである。
効果 反応温度、圧力などを下げることができるため、反応条件を温和化することができる。触媒の再使用や回収が可能である。石炭に関しては、分解反応と同時に灰分の低減が可能である。以上のことから従来法より低コストで液化することができる。
技術概要
 
粒状の石炭をフッ化水素/3フッ化ホウ素からなる触媒、液状炭化水素と混合し、温度50〜250℃及び1〜6MPaの条件下で処理すると、液状物を含む生成物が得られる。このさい、石炭を構成する芳香族単位間のメチレン鎖やエーテル基等が触媒から生ずる強力な酸によりイオン的に切断されて低分子となり、一部は液状化あるいは通常の溶剤に可溶となる。又、石炭中に含まれている灰分の一部がフッ化水素と反応し、フッ化珪素などガス成分を形成する。このガスを系外に取り出すことにより、従来煩雑であった石炭中灰分の除去処理を容易に行うことができる。反応後、触媒の沸点が低いことから、蒸留操作により生成物から分離、再使用することができ、従来の鉄触媒のような使い捨てにする必要はない。石炭/触媒は1/6、触媒のフッ化水素/3フッ化ホウ素のモル比は93/7、溶媒にトルエンを用い、反応はオートクレーブ中、150℃、1.4MPaで行う。反応後、90〜150℃まで冷却し、攪拌しながら窒素を100ml/minで吹き込み触媒を回収装置に取込み、再使用に供する。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

技術供与

掲載された学会誌 【有】
掲載学会誌名1 Fuel(Vol74 No6.853−859頁)
掲載学会誌名2 Fuel Processing Technology(Vol45 No11.85−94頁)
掲載学会誌名3 Fuel(Vol76 No1.23−27頁)
その他の開示 【有】
その他1 資源と環境(2巻、5号23−32頁)
その他2 次世代石炭液化触媒試験調査・石炭液化商業化基盤としての石炭分子科学試験調査(3月7−15頁)
その他3 化学工学(62巻、10号603−604頁)

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2017 INPIT