締結具

開放特許情報番号
L2025000997 この特許をより詳しくイメージできる、登録者からの説明資料をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2025/9/11
最新更新日
2025/9/11

基本情報

出願番号 特願2022-110215
出願日 2022/7/8
出願人 イワブチ株式会社
公開番号 特開2024-008383
公開日 2024/1/19
登録番号 特許第7587852号
特許権者 イワブチ株式会社
発明の名称 締結具
技術分野 土木・建築、生活・文化、その他
機能 機械・部品の製造、安全・福祉対策、その他
適用製品 ねじの代わりとなる締結具でクイックロックができ、金属や樹脂で利用可能
目的 ピン部材とナット部材の組み合わせで、一回転未満の僅かな回転(90度を試作検証済)でも確実に締結(ロック)を完了し、作業時短や作業負担軽減をすることができる。また締結が完了したことを容易かつ確実に確認することができる。
効果 ピン部材のロック用軸部にナット部材の孔部を挿入し、ロックする希望の位置にスライドさせ、その位置で一回転未満の回転をすることで確実に締結(ロック)が出来る。(90度を試作検証) 従来のボルトナット作業に比べ、スライド挿入と1回転未満の回転作業なので作業時短や作業軽減が可能となる。 また締結完了は軸部と孔部の凸凹嵌合時となるため、作業トルクの変化が目印となり完了確認できる。更なる回転継続は大きなトルク上昇となり作業中止を確認できる。なお樹脂ではロック完了時に「カチッ」と音がする。
技術概要
原理的には楕円と円の接触干渉を利用し、凹凸嵌合時までに材料の特性(弾性、塑性、切削)を組み合わせした技術である。試作では3点接触による90度回転構造にて安定した機能を得られた。
鋼材ではピン部材φ10mmで試作検証した。ピン部材のロック用凸部にナット部材のロック用凹部が回転時に嵌合し締結(ロック)する。凹凸部の回転嵌合に関わる形状と材料特性(弾性、塑性、削れなど)により作業(回転)トルクの変化が生じ、締結完了時には凹凸嵌合の作業トルク変化が目印となり完了を確認できる。更なる回転継続では大きなトルク上昇となり作業中止を確認できる。
樹脂材では弾性特性を利用して繰り返し回転締結(ロック)ができる。また凹凸嵌合時の音(カチツ)も発生するので完了確認がわかる。樹脂ではピン部材φ20mmで試作検証した。                      
実施実績 【試作】  鋼材試作(φ10mm)、樹脂試作(φ20mm)にて機能を確認した。
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 ご相談
対価条件(ランニング) 【要】 

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 ボルトナットのような締付力は低いが、差し込んだ位置で締結(ロック)ができる。1回転未満(90度検証済)で完了するため作業時短や作業負担軽減となる。
改善効果2 コンテナ扉ロックピン(使い捨て)や再使用しないヒンジピンなどで利用できる。シャックル軸(ピン)に応用すれば1ロックで脱落防止機能を持たせられる。など各種部材への応用ができる。
改善効果3 樹脂試作品(ピン部材φ20mm)では材料特性より、締結(ロック)の繰り返し回転使用ができた為、捻回力育成などの玩具やリハビリ用機材などへの応用、利用ができる。
アピール内容 試作では一回転未満の僅か90度(ひとひねり)の回転で締結(ロック)できました。                               鋼材試作ではピン部材φ10mm3点接触にてナット部材の挿入後、任意の位置で90度の回転で締結(ロック)機能があり、一定の引抜耐力(ずれ止め)を確認しました。                           樹脂試作ではピン部材φ20mm3点接触にてナット部材の繰り返し回転使用が可能であることを確認しました。幼児の手首の捻回力育成などの玩具やリハビリ用器具など利用ができそうです。ハンドルを付けて工具レス化を進めたり、水中や無重力空間での部品化で作業改善を進めたり、ロボットや自動化関連で作業改善が考えられます。
また鋼製部品化では締結完了が塑性変形や切削となるため、繰り返し使用できる樹脂製品とは異なり「使い捨て」が原則となります。鋼製では引抜耐力維持が必要となるためです。                        一般企業の皆様にご利用ご検討いただきたく開放特許登録をするものです。 ご照会では当社の研究資料について積極的に公開しご相談申し上げる所存です。
出展実績 無し

登録者情報

登録者名称 イワブチ株式会社

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
追加情報 F16B37/08
F16B35/00
F16B37/00
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