リン吸着材及びその製造方法
基本情報
出願番号 | 特願2017-020932 |
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出願日 | 2017/2/8 |
出願人 | 国立大学法人鳥取大学、株式会社大協組 |
公開番号 | |
公開日 | 2018/8/16 |
登録番号 | |
特許権者 | 国立大学法人鳥取大学、株式会社大協組 |
発明の名称 | リン吸着材及びその製造方法 |
技術分野 | 無機材料 |
機能 | 洗浄・除去、環境・リサイクル対策 |
適用製品 | リン吸着材及びその製造方法 |
目的 | 従来技術の炭化物からなるリン吸着材に比べて、リン吸着に寄与する成分の増量、比表面積の拡大及び易粒径調整の相乗作用によって、よりリン吸着能力がアップし、安価にして商業的に採算性がとれたリン吸着材を提供する。また、pHを基準値の範囲に安定させ、降雨によるリン溶脱が少なく、しかも植物が利用可能な形態で保持しているリン吸着材を提供する。さらに、吸着・回収したリンをそのまま肥料としても使用できる一方でまた、希薄な酸溶液で脱着できるリン吸着材を提供する。 |
効果 | 従来技術の炭化物からなるリン吸着材に比べて、リン吸着に寄与するカルシウムの増量、比表面積の拡大及び易粒径調整の相乗作用によって、よりリン吸着能力がアップし、炭化物を生成する製造装置に比べて、安価な装置でしかも簡単に生成できるのでリン吸着材が安価になり商業的に採算性がとれたものになる。さらにリンを吸着・回収した吸着剤は、植物が利用可能な形態でリンが保持され、そのまま肥料としても使用でき、また、吸着されたリンは希薄な酸溶液で脱着できる。 |
技術概要![]() |
主原料として、アルミニウムを含有している焼却灰100質量%に対し、カルシウムを含有しているセメントが5以上25質量%以下加えられて生成された発泡水熱固化体からなり、
前記発泡水熱固化体は、針状結晶の集合体からなるケイ酸カルシウム水和物を含有しており、 前記発泡水熱固化体は、表面気泡率が5以上30%以下で、かつBET比表面積が30以上130m↑2/g以下であり、 前記発泡水熱固化体は、前記発泡水熱固化体100質量%に対して、カルシウムを30質量%以上50質量%以下、アルミニウムを0.4質量%以上9.5質量%以下含み、 前記発泡水熱固化体は、形成塊物から破砕形成されて、平均粒径が、0.5mm以上2mm以下であり、かつ、吸水率が少なくとも40%で、かつ、1軸圧縮強度が少なくとも5N/mm↑2であり、 前記発泡水熱固化体は、0.05M硫酸で80%以上の脱着率を得られ、吸着リンに対する水溶性リンの割合は4.9%以下である ことを特徴とするリン吸着材。 |
実施実績 | 【試作】 |
許諾実績 | 【無】 |
特許権譲渡 | 【否】 |
特許権実施許諾 | 【可】 |
登録者情報
登録者名称 | |
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その他の情報
関連特許 |
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