出願番号 |
特願2021-160205 |
出願日 |
2021/9/30 |
出願人 |
茂 啓二郎 |
公開番号 |
特開2022-059585 |
公開日 |
2022/4/13 |
登録番号 |
特許第7426029号 |
特許権者 |
茂 啓二郎 |
発明の名称 |
アルミニウムおよびアルミニウム合金製器具およびその製造方法 |
技術分野 |
生活・文化、金属材料、無機材料 |
機能 |
食品・飲料の製造、環境・リサイクル対策、表面処理 |
適用製品 |
調理器具 アルミ製品 |
目的 |
アルミ製品の表面処理方法として、フッ素樹脂コーティングや陽極酸化被膜(アルマイト)が一般的に使用されています。これらの方法は、アルミ製調理器具に使用されますが、高温強火調理の炒め物や焼き物には適していないという問題があります。フッ素樹脂コーティングはこびりつきにくいという長所がありますが、廃棄時の環境負荷が大きく、リサイクルも困難であるという問題があります。一方、陽極酸化被膜は環境適合性が良いですが、フッ素樹脂よりも耐熱性が低いという問題があります。 |
効果 |
本発明は、アルミ製調理器具に強力に固着するシリカを用いています。これはフッ素樹脂や陽極酸化被膜よりもはるかに耐熱性と耐熱衝撃性に優れているため、強火での高温調理に適したフライパンを提供します。さらに、耐熱水性、耐酸性、耐アルカリ性、耐摩耗性にも優れています。また、沸騰水道水による黒色発色を保護することができるため、食品衛生法に適応する黒とシルバーの描画デザインが可能です。シリカの表面は親水性があるため、洗剤を使わずに簡単に洗浄することができます。さらに、250℃で予熱すると食材がこびりつきにくくなります。 |
技術概要
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【請求項1】調理器具として使用可能なアルミニウム製またはアルミニウム合金製器具であって、この表面は陽極酸化処理されておらず、その表面の全体または一部は、透明な無機酸化物層によって被覆されており、前記無機酸化物層の厚さは、2.8μm以下であり、前記無機酸化物層はケイ酸と、リチウムイオンと、ナトリウムイオンと、カリウムイオンを含み、前記ケイ酸は、前記無機酸化物層1平方メートル当たりにSiO2換算値で100〜3000mgが含まれ、前記リチウムイオンのLi2O換算値での重量は、前記ケイ酸のSiO2換算値での重量100に対し、1〜16の重量比をなし、前記リチウムイオンのLi2O換算値での重量と、前記ナトリウムイオンのNa2O換算値での重量と、前記カリウムイオンのK2O換算値での重量と、を合計した重量は、前記ケイ酸のSiO2換算値での重量100に対し、10〜36の重量比をなす、ことを特徴とする。さらに、前記表面は、前記無機酸化物層によって被覆されるとともに陽極酸化反応でない化学反応によって着色されている部分を有している。
他請求項3 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【有】 ホームページに詳しく記載しています。また、フライパンに処理してEコマースで販売しています。出展実績欄のURLを参照してください。EMMARINIというブランド名です。 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
1.ライセンシーは、第三者への実施権の許諾を行うことはできません。
2.ライセンシーは、実施製品の商品名をライセンサーに事前に通知し、商品には正当な特許実施権の証明と第三者による権利侵害防止のために登録商標「EMMARINI」を表示することが必要です。
3.ライセンシーは、契約終了後に在庫製品を廃棄することが求められます。
4.ライセンサーは、いかなる場合でも返金や損害賠償を行うことはありません。
5.ライセンシーは、争議を起こさない義務があります。 |
対価条件(一時金) |
【要】100万円(下記1年間コンサルタント料を含む) |
対価条件(ランニング) |
【要】年間100万円(固定金額) |
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