疲労状態の検出を補助する方法

開放特許情報番号
L2024000126 この特許をより詳しくイメージできる、登録者からの説明資料をご覧頂けます
開放特許情報登録日
2024/2/1
最新更新日
2024/4/22

基本情報

出願番号 特願2019-084873
出願日 2019/4/26
出願人 株式会社東レリサーチセンター
公開番号 特開2020-180897
公開日 2020/11/5
登録番号 特許第7360807号
特許権者 株式会社東レリサーチセンター
発明の名称 疲労状態の検出を補助する方法
技術分野 化学・薬品、食品・バイオ、有機材料
機能 検査・検出、その他
適用製品 バイオマーカー
目的 生体内の成分濃度を指標として、客観的に疲労状態を検出する方法を提供する。
効果 体が疲労していても疲労を感じない場合もあり、逆に、慢性疲労症候群のように、体が疲労していなくても疲労感を感じる疾患もある。このため、疲労の診断は、本人の問診のみによっては必ずしも正確に行うことができない。したがって、客観的に疲労状態を検出できる方法が求められている。
本技術では、生体内の成分濃度を指標として、客観的に疲労状態の検出を可能とする方法を提供する。
技術概要
生体の疲労状態の検出を補助する方法は、生体から採取された生体試料中のD体アミノ酸を定量することを含み、定量されたD体アミノ酸の濃度を指標とする。また、もう1つの生体の疲労状態の検出を補助する方法は、生体から採取された生体試料中のD体アミノ酸及びL体アミノ酸を定量することを含み、定量された各D体アミノ酸の濃度と、該各D体アミノ酸と同種の各L体アミノ酸の濃度との比を指標とする。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 要相談
対価条件(一時金) 【要】要相談
対価条件(ランニング) 【要】要相談

アピール情報

アピール内容 生体内におけるD体アミノ酸濃度、又はD体アミノ酸とL体アミノ酸の濃度比を指標として疲労状態を検出できることを見出し、生体内の成分濃度を指標として、客観的に疲労状態を検出する技術である。
 本発明の方法により検出される「疲労状態」は、精神疲労した状態と、肉体疲労した状態の両者を包含する。

 生体試料中のD体アミノ酸を定量し、定量されたD体アミノ酸の濃度を指標として疲労状態を検出する。定量するD体アミノ酸としては、プロリン、アラニン、イソロイシン、アルギニン、バリン、メチオニン、スレオニン及びセリンから成る群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。これらのD体アミノ酸は、疲労群と正常群との間で統計学的有意差が認められたものである。これらのうち、プロリン、アラニン、イソロイシン、アルギニン、バリン、スレオニン及びセリンは、疲労群において正常群よりも濃度が有意に低くなり、メチオニンは、疲労群において正常群よりも濃度が有意に高くなる。

 生体試料中のD体アミノ酸及びL体アミノ酸を定量し、定量された各D体アミノ酸の濃度と、該各D体アミノ酸と同種の各L体アミノ酸の濃度との比(以下「D/L」と記載)を指標とする。定量するアミノ酸としては、プロリン、イソロイシン、アラニン、バリン、メチオニン、ロイシン、アスパラギン及びフェニルアラニンから成る群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。これらのアミノ酸のD/Lは、疲労群と正常群との間で統計学的有意差が認められたものである。これらのうち、プロリン、イソロイシン、アラニン、バリン、ロイシン、アスパラギン及びフェニルアラニンは、疲労群においてD/Lが正常群よりも有意に低くなり、メチオニンは、疲労群においてD/Lが正常群よりも有意に高くなる。

登録者情報

登録者名称 株式会社東レリサーチセンター

技術供与

掲載された学会誌 【有】
掲載学会誌名1 疲労モデルラットにおける血中アミノ酸変化,第15回日本疲労学会総会・学術集会,2019年5月18日,P1−4

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
追加情報 G01N 33/68
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