目的
エチレンが果皮の離脱を容易にする作用があることを見いだし、その作用を果実の剥皮作業に利用することで、これまで剥皮が困難であったカキノキ属及びナシ属の剥皮方法を提供する。
効果
エチレンを利用することで、カキノキ属及びナシ属の剥皮性が向上する。これは、エチレンが果実の外果皮に作用し、外果皮が剥がれやすくなったことによるものであり、道具を用いず手によって、果肉を傷つけることなく果頂部から果底部まで連続に剥くことができる。
技術概要
果実を入れた容器内にエチレンを封入し、カキノキ属では24時間以上、ナシ属では60時間以上静置する。温度は10℃以上30℃以下、エチレン濃度は10ppm〜1000ppmの範囲であることが好ましい。その後、果実を95℃以上の熱水に浸漬させ、冷却処理工程を経て、果実を剥皮する。熱水浸漬時間は20秒以上90秒未満が好ましい。