出願番号 |
特願2011-033676 |
出願日 |
2011/2/18 |
出願人 |
広島県 |
公開番号 |
特開2012-170967 |
公開日 |
2012/9/10 |
登録番号 |
特許第5854451号 |
特許権者 |
広島県 |
発明の名称 |
異種金属板の接合方法 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
材料・素材の製造、接着・剥離 |
適用製品 |
異種金属板の接合方法 |
目的 |
低コストで、且つ、高い生産能力を有し、必要な接合強度が得られる異種金属板の接合方法及びその方法により得られる異種金属板の接合構造を提供すること。 |
効果 |
異種金属板の摩擦熱を利用した接合において、第1金属板より融点の高い第2金属板の軟化金属部分に形成されたアンカー構造(アンカー部)が上記第1金属板の軟化金属部分に引っ掛かるようになり、第1金属板と第2金属板とを強固に接合することができる。また、第1金属板及び第2金属板の接合強度が攪拌域の密着面の面積に依存するものではないので、接合強度を高めるために加工時間を長くしたり、加工ツールを無駄に大きくする必要はない。したがって、低コストで、且つ、高い生産能力を有する設備構成で接合することができる。 |
技術概要
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第1金属板と該第1金属板より融点の高い材質の第2金属板とを重ね合わせて両者を摩擦熱を利用して接合する異種金属板の接合方法であって、
先端に向かって次第に縮径する曲率半径が1mm〜13mmである湾曲面を有するピンが棒状ツール本体の長手方向一端の軸心上に突設された加工ツールを軸心回りに回転させながら重合状態の第1金属板及び第2金属板に接近させ、上記ピンを上記第1金属板に押し付けて該第1金属板を摩擦熱により軟化させつつ上記第2金属板側に0.5mm以上押し込むことにより該第2金属板をも摩擦熱により軟化させ、上記第1金属板及び第2金属板の軟化過程で上記ピンの湾曲面に沿って押しのけられた各々の軟化金属部分が一体に連続し、且つ、両軟化金属部分の境界では上記第2金属板の軟化金属部分が上記第1金属板の軟化金属部分に覆い被さってアンカー構造となり、第1金属板と第2金属板とが接合されることを特徴とする異種金属板の接合方法。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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