頭足類に属する動物の体色改善剤と頭足類に属する動物の加工方法

開放特許情報番号
L2010004574
開放特許情報登録日
2010/8/13
最新更新日
2012/1/20

基本情報

出願番号 特願2007-035668
出願日 2007/2/16
出願人 国立大学法人東京海洋大学
公開番号 特開2008-194017
公開日 2008/8/28
登録番号 特許第4876227号
特許権者 国立大学法人東京海洋大学
発明の名称 頭足類に属する動物の体色改善剤と頭足類に属する動物の加工方法
技術分野 化学・薬品、食品・バイオ
機能 食品・飲料の製造
適用製品 頭足類に属する動物の体色改善剤と頭足類に属する動物の加工物
目的 食品添加物が微量とはいえ含まれた加熱加工頭足類を食することによる人体への悪影響についての不安を解消する。
効果 植物表皮に多く含まれている安全な有機化合物を用いてタコ、イカ等の頭足類に属する動物の体表色を赤く加工しているので、人体への化学物質の影響を心配する必要の無い、安心して食することができる加熱加工タコ等を提供できる。
技術概要
式で表されるヒドロキシ桂皮酸を含有するものを加熱加工頭足類の体色改善剤として使用し、頭足類に属する動物にヒドロキシ桂皮酸を含浸させる。式中、R↓1、R↓2のいずれかはOHである。ヒドロキシ桂皮酸としてはフェルラ酸及び/又はそのエステルを挙げることができる。ヒドロキシ桂皮酸は、化学薬剤としてのものを使用しても良いが、米糠、脱脂糠又は残滓糠の極性溶媒による抽出成分を使用してもよい。また、極性溶媒はエタノール、メタノール、アセトン又はクロロホルムを使用できる。頭足類に属する動物にヒドロキシ桂皮酸及び/又はその誘導体を含浸させる方法は、ヒドロキシ桂皮酸及び/又はその誘導体を含有する水溶液に頭足類に属する動物を浸漬させるか、ヒドロキシ桂皮酸及び/又はその誘導体を含有するものを頭足類に属する動物に吹き付けてもよい。ヒドロキシ桂皮酸及び/又はその誘導体を含浸させた頭足類に属する動物は70〜100℃の温度下で加熱する工程を経ることにより赤色に発色する。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 米糠、脱脂糠又は残滓糠から極性溶媒で抽出した成分を使用してタコ、イカ等の頭足類に属する動物の体表色を赤く加工する場合、利用価値の低い米糠、脱脂糠又は残滓糠を有効利用することができる。

登録者情報

登録者名称 東京海洋大学

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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