出願番号 |
特願2007-536447 |
出願日 |
2006/9/8 |
出願人 |
国立大学法人豊橋技術科学大学 |
公開番号 |
WO2007/034688 |
公開日 |
2007/3/29 |
登録番号 |
特許第5145562号 |
特許権者 |
国立大学法人豊橋技術科学大学 |
発明の名称 |
微粒子及びその微粒子の製造方法 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
電子写真、印刷、塗料 |
目的 |
10マイクロメートル以下の高分子微粒子を製造することが困難であること、粒径分布の範囲が広く、分級による粒度調整が必要であること、微粒子から溶媒を除去するための溶媒除去工程が必要であること、廃水処理もしくは廃溶剤処理工程が必要であること、高分子微粒子にモノマーが残留すること、の改善。 |
効果 |
比較的粒径の揃った5マイクロメートル以下の高分子の集合体からなる球状超微粒子を製造することができる。また超臨界ないし亜臨界二酸化炭素中で高分子の微粒子化を行なうため、常温常圧では二酸化炭素が気体に戻り、いわゆる溶媒除去工程が不要であるという利点を有する。したがって廃水乃至は廃溶剤の処理工程も不要である。さらに、モノマー成分の重合により直接高分子微粒子を得る製造法ではないので、残存モノマーの心配がないなど、環境にやさしい技術を得ることができる。 |
技術概要
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この技術は、一般式(1)で示されるフッ素含有モノマーと一般式(2)で示されるアミン含有モノマーの共重合体とする。ここで、一般式(1)中、R↑1は水素原子またはメチル基、xは1〜4の整数、yは5〜15の整数である。一般式(2)中、R↑2は水素原子またはメチル基、R↑3、R↑4は水素原子またはアルキル基、zは1〜4の整数である。一般式(1)で示されるフッ素含有モノマーと一般式(2)で示されるアミン含有モノマーの共重合体と、共重合体に非共有結合架橋を形成するための多官能性酸を、温度制御装置のついた高圧反応セルに入れて蓋をした後、ボンベに詰められた二酸化炭素を加圧用ポンプを経由して高圧反応セルに供給する。高圧反応セル内を所定の温度(20〜65℃)および所定の圧力(7〜30MPa)に保つ。また圧力は圧力計を参照しながら加圧用ポンプ、バルブを操作して所定値に保つ。所定の温度・圧力に5〜10分間保った後、バルブを開放して減圧するとともに、二酸化炭素とともに噴射される生成した球状の高分子超微粒子を捕集する。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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