出願番号 |
特願2006-228101 |
出願日 |
2006/8/24 |
出願人 |
国立大学法人豊橋技術科学大学 |
公開番号 |
特開2008-049267 |
公開日 |
2008/3/6 |
登録番号 |
特許第4961553号 |
特許権者 |
国立大学法人豊橋技術科学大学 |
発明の名称 |
電界を用いた油中水型エマルジョンの解乳化方法 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
廃油中からの水分の除去、原油中に含まれる水分の除去、汚染、コンビナトリアルケミストリー |
目的 |
反応生成物を回収するために,解乳化して生成物を回収する場合,多くは遠心操作が用いられるが,遠心操作ではひとつひとつの容器を遠心器の中に移す必要があり,容器の数が多くなると非常に面倒であり、また,一連の操作を自動化することにも困難が付きまとうことの改善。 |
効果 |
遠心操作を行わず,複数同時操作および連続操作が可能で,電極と溶液とが接触しない,少量でも解乳化可能な技術である。電極を容器の外部に配置することで,容器外形に関わらず,解乳化を行うことができる。またあらかじめ電極を配置したアレイに容器群を設置することで,複数の容器を同時に解乳化することができる。また電極と容器内の溶液を接触させずに解乳化することができる。 |
技術概要
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この技術は、容器の外側から電界、好ましくは交流電界を印加することにより、非接触で油中水型エマルジョンの解乳化が行えることに基づく。すなわち、誘電体からなる容器に保持された油中水型エマルジョンを,容器の外側に設置した一対の電極に電圧を印加して形成した電界を作用させることにより解乳化する。また好ましくは誘電体からなる容器が、合成高分子もしくはガラスで形成された容器で、かつその容量が0.1ミリリットル乃至10ミリリットル、さらに、電界を形成するために印加する電圧が交流電圧である場合にとくに有効である。解乳化の対象となる油中水型エマルジョンを保持する容器を形成する材料は誘電体であることが必要であるが、容器を形成する材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリスチレン、シリコーン樹脂、ポリアセタールなどの合成高分子材料、ガラス、セラミック材料などを挙げることができる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【有】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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