出願番号 |
特願2006-304118 |
出願日 |
2006/11/9 |
出願人 |
国立大学法人豊橋技術科学大学 |
公開番号 |
特開2008-119572 |
公開日 |
2008/5/29 |
登録番号 |
特許第4654445号 |
特許権者 |
国立大学法人豊橋技術科学大学 |
発明の名称 |
ハロゲン化合物の処理方法及びその装置 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造、洗浄・除去、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
オゾン層を破壊する物質、地球温暖化効果の大きい物質、フロンガスを熱分解して処理する技術、無害化処理 |
目的 |
炭酸カルシウム(CaCO↓3)やフッ化カルシウム(CaF↓2)が生成して、装置中のパイプの壁等に析出してパイプが詰まってしまったり、ポンプに異常負荷がかかったりする場合があることに鑑み、ハロゲン化合物からハロゲンを回収し、無害化処理するために高純度のハロゲン化合物を提供することができ、或いは、耐久性があり、効率良く処理する方法及び装置を提供することの実現。 |
効果 |
塩化カルシウムは、水酸化カルシウム及び炭酸カルシウムよりも溶解度が大きく、水溶液中に含まれるカルシウムイオンの濃度が高いため、水溶液中のハロゲン化合物を確実に処理することができる。また、燃焼ガスに含まれた塩化水素を溶解させた水溶液と、水酸化カルシウム又は炭酸カルシウムを反応させるため、塩化カルシウムを含む水溶液を容易に生成させることができ、装置もコンパクトにできるとともに、処理も容易である。 |
技術概要
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この技術は、カルシウムイオンを含む水溶液は、水酸化カルシウム(Ca(OH)↓2)又は炭酸カルシウム(CaCO↓3)を含む水溶液又は懸濁液に燃焼ガスに含まれた塩化水素(HCl)を溶解させた水溶液を導入し、水溶液を塩化カルシウム(CaCl↓2)を含む水溶液に変換し、難溶性カルシウム化合物の沈殿は、反応槽を複数個使用し、反応槽を2つのグループに分け、一方のグループの反応槽にはハロゲン化合物が反応するに必要な塩化カルシウム(CaCl↓2)の化学当量よりも少ない量の塩化カルシウム(CaCl↓2)の水溶液を導入して反応させ、その反応液から難溶性カルシウム化合物を除去した後に、ハロゲン化合物の水溶液を保存する槽に循環させ、他方のグループの反応槽にはハロゲン化合物が反応するに必要な塩化カルシウム(CaCl↓2)の化学当量よりも多い量の塩化カルシウム(CaCl↓2)の水溶液を導入して反応させ、その反応液から難溶性カルシウム化合物を除去した後に、塩化カルシウム(CaCl↓2)の水溶液を保存する槽に循環させ処理するハロゲン化合物の処理方法である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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