カイコのキヌレニン酸化酵素遺伝子をコードするDNAの利用

開放特許情報番号
L2009001378
開放特許情報登録日
2009/3/14
最新更新日
2016/8/1

基本情報

出願番号 特願2003-387764
出願日 2003/11/18
出願人 独立行政法人農業生物資源研究所
公開番号 特開2005-143428
公開日 2005/6/9
登録番号 特許第4431739号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 カイコのキヌレニン酸化酵素遺伝子をコードするDNAの利用
技術分野 食品・バイオ
機能 材料・素材の製造
適用製品 カイコのキヌレニン酸化酵素遺伝子をコードするDNAの利用システム
目的 トランスジェニックカイコの選別マーカーとして、カイコのキヌレニン酸化酵素をコードするDNAを利用する方法を提供する。
効果 キヌレニン酸化酵素をコードする遺伝子領域に変異が生じたカイコを組み換え体作出のためのホストとして利用することにより、カイコのアクチンをプロモーターとするカイコのキヌレニン酸化酵素をコードするDNAが、組み換え体を検出するためのマーカー遺伝子として有効である。このマーカー遺伝子はこれまで用いられてきたGFP遺伝子に比べ、検出のための蛍光顕微鏡などの装置が不要で、肉眼で組み換え体を見分けることができる。そのため、大量の個体を迅速にスクリーニングできる。
技術概要
カイコのキヌレニン酸化酵素をコードするDNAを、キヌレニン酸化酵素をコードする遺伝子領域に変異が生じたカイコの卵に導入する工程を含む、カイコを変色させる方法である。また、カイコの皮膚、眼、または卵を変色させる方法である。また、カイコのキヌレニン酸化酵素をコードするDNAを、キヌレニン酸化酵素をコードする遺伝子領域に変異が生じたカイコの卵に導入する工程を含む、キヌレニン酸化酵素をコードするDNAをトランスジェニックカイコの選別マーカーとして用いる方法である。トランスジェニックカイコの製造方法は、(a)カイコのキヌレニン酸化酵素をコードするDNAを、キヌレニン酸化酵素をコードする遺伝子領域に変異が生じたカイコの卵に導入する工程、DNAが導入された卵から生じたカイコの中から、トランスジェニックカイコを選択する工程、を含む。図1は組み換えカイコ作出のために用いたベクターの構造を示す図である。図2はキヌレニン酸化酵素遺伝子が導入された組み換えカイコを示す写真である。組み換えカイコを矢印で示す。図3はキヌレニン酸化酵素を導入した組み換えカイコ系統における遺伝子の挿入位置を示す図である。
リサーチツールの分類 動物、生体関連物質
有体物情報 カイコのキヌレイン酸化酵素遺伝子
イメージ図
実施実績 【有】   
許諾実績 【有】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 カイコではキヌレニン酸化酵素をコードするDNAを導入した組み換え体は作出されたことがなく、個体に導入し、発現させた場合の影響は調べられていない。さらに、これまで用いられてきた蛍光タンパク質遺伝子と組み合わせ、数種類の遺伝子を導入した組み換えカイコを作るためにも有効であると考えられる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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