出願番号 |
特願2007-136496 |
出願日 |
2007/5/23 |
出願人 |
独立行政法人日本原子力研究開発機構 |
公開番号 |
特開2008-289975 |
公開日 |
2008/12/4 |
登録番号 |
特許第5565719号 |
特許権者 |
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
発明の名称 |
エマルションフローを利用した連続液−液抽出装置 |
技術分野 |
その他 |
機能 |
その他 |
適用製品 |
エマルションフローを利用した連続液−液抽出装置 |
目的 |
既存装置(ミキサセトラ、パルスカラム、及び遠心抽出器)が共通に持っている欠点のすべてが克服できる連続液−液抽出の方法、及びその方法を利用した装置を提供する。 |
効果 |
従来の連続液−液抽出装置に共通する問題点(操作性の悪さ、コスト高、安全面での不安など)のすべてが解消され、尚且つ、迅速性、大量処理能力、効率性、コンパクトさについては、最良の既存装置(遠心抽出器)に匹敵する性能を有する装置の創製が可能となる。 |
技術概要
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水溶液を微細化して噴出する機能を有するヘッド部、エマルション状態を維持するためのカラム部、水相と抽出溶媒相の相分離を促す形状の部分の相分離部、及び送液ポンプから成り、カラム部と相分離部の間に仕切りはなく容器として一体である連続液−液抽出装置である。送液ポンプを使い水溶液を微細化ヘッドを通じて抽出溶媒の中に導入することにより、水相と抽出溶媒相が混合してエマルション状態の流れであるエマルションフローを作ることエマルションフローを利用した連続液−液抽出装置である。エマルションフローの発生によって、水相と抽出溶媒相の間の界面反応が促進され、水相中の目的成分を迅速且つ効率的に抽出溶媒相に抽出できる。エマルションフローは、フロー下流部における容器の形状変化に伴って速やかに消失し、2つの液相に相分離する。エマルションフローによる抽出及びエマルションの消失による相分離を1つの容器内でほとんど同時に進行させることで、迅速な連続的抽出を可能とする。図は、製作したエマルションフロー連続液−液抽出装置(小型プロトタイプ)の概要を示す図である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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