出願番号 |
特願2007-063963 |
出願日 |
2007/3/13 |
出願人 |
国立大学法人秋田大学 |
公開番号 |
特開2008-222499 |
公開日 |
2008/9/25 |
登録番号 |
特許第5223085号 |
特許権者 |
国立大学法人秋田大学 |
発明の名称 |
塩化揮発法によるレアメタルの分離精製方法 |
技術分野 |
化学・薬品、金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
塩化揮発法、レアメタル、分離精製 |
目的 |
レアメタルの抽出効率と収率を高めるために、カルシウム化合物や固体炭素の添加及び熱処理を組み合わせた、塩化揮発法によるレアメタルの分離精製方法の提供。 |
効果 |
種々のレアメタル化合物を含む鉱石などに対して、塩素を含むガスを反応させる際に、カルシウム化合物を用いた前処理や固体炭素粉末を併用することで、種々のレアメタルを選択的に分離精製することができる。これによりプロセス数が少なくなり、種々の原料からレアメタルを製造する際の設備コストの削減や、多様な未利用資源を活用することが可能となる。 |
技術概要
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この技術では、添加剤との反応によるレアメタル化合物からのカルシウム化合物への転換を行い、塩素源との反応性を変え、高濃度固体化合物を作製してレアメタルの分離性を向上する。より具体的には、第一工程として原料へカルシウム化合物を添加し、不活性雰囲気下で加熱処理することで、試料中の化合物形態を変化させ、各種レアメタルの塩素源に対する反応性を変える熱処理工程を行う。次に、カルシウム処理試料を塩素気流中で加熱し、タングステン、ニオブ、ニッケル、コバルトの揮発分離を行い、タンタル、クロム、チタンの高濃度固体化合物を作製する塩化揮発処理工程を行う。次いで、高濃度固体化合物に対して固体炭素を混合し、塩化揮発反応が生じる温度領域を低下させ得る状態とした後に、塩素雰囲気下で加熱して含有レアメタルを揮発分離する塩化揮発処理工程を行い、最後に、沸点の変化を利用して塩化物として放出されたレアメタル元素を単離する、原料粉体もしくは高濃度固体化合物から分離した金属塩化物を冷却区間の温度調整により沈積させ、各元素の単体分離を行う分離濃縮工程を行う。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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