ケロイドを生じない生体に対する皮膚再生剤
基本情報
出願番号 | 特願2006-513688 |
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出願日 | 2005/5/16 |
出願人 | 国立大学法人鳥取大学 |
公開番号 | |
公開日 | 2005/12/1 |
登録番号 | |
特許権者 | 国立大学法人鳥取大学 |
発明の名称 | 創傷の治療又は処置のための薬剤 |
技術分野 | 生活・文化 |
機能 | 安全・福祉対策 |
適用製品 | キチン、各種キチン誘導体、上皮形成 |
目的 | N−アセチル−D−グルコサミンを含む表皮角化細胞の増殖促進剤の提供。 |
効果 | 本技術によれば、イヌ等のペット、家畜、ヒトを含む動物の創傷の治療又は処置に有効な薬剤を提供することができる。 |
技術概要 |
この技術では、キチンおよびキトサン、並びにそれらのオリゴ糖や単糖等の各種キチン誘導体を用い、表皮角化細胞の増殖能に対する直接的作用、およびその濃度による影響を調査し、また、皮膚に創傷を負った動物において、それらが皮膚再生に与える影響を調査した。その結果、キチンモノマーであるN−アセチル−D−グルコサミンに明瞭な表皮角化細胞の増殖効果が認められた。また、動物の創傷における皮膚再生を促進させる効果があることが分かった。即ち、皮膚の大欠損を起こしたイヌに施用したところ、理想的な皮膚再生効果が認められた。このイヌは、第III度の熱傷を負っていた。第III度の熱傷は、皮膚組織が欠損しているため、通常であれば皮膚移植が必要な程度の熱傷である。しかしながら、N−アセチル−D−グルコサミンを処置したことにより、速やかに皮膚が再生した。従って、N−アセチル−D−グルコサミンは、上皮、特に皮膚の再生を促進する効果を有することが示された。 |
実施実績 | 【試作】 |
許諾実績 | 【無】 |
特許権譲渡 | 【否】 |
特許権実施許諾 | 【可】 |
登録者情報
登録者名称 | |
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その他の情報
関連特許 |
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